圧巻の第一話のラストから一気に読んでしまう!
- ★★★ Excellent!!!
第一話のラストシーンは、まさに圧巻だった。
中二の事件で生まれた疎遠な距離感が、一瞬で塗り替えられて想起させられる瞬間――そこに生まれる質感あるそれと、湿度の高い空気感。ゾクリとするほどの切れ味で、思わず息を呑み、悲鳴を上げたくなる。もはや完璧な一撃。読む手は止まることなく続く第二話、第三話、そして第四話へ。
真理亜の積極的な誘いから加速する展開は、ただの衝動ではなく、二人の関係性の深層を巧みに描き出す。ここにただただ脱帽。
読者から言えるのは、ただ一言。
「末永く、お幸せに」と。