神を討つ
柿の木を喰らい尽くせば熊殺し
そこに食べ物がある
それだけだ
そいつはいとも簡単にもぎ取れるしがブリと食らいつけるし敵はいない
脳内で食え食えと言葉にない指令が渦巻く
視線を感じる
悪意、殺意を感じる
甘いという言葉にない感覚が
そのまま食い尽くせと後押しをする
木の下か 木の周りか
木という言葉ないが
殺意という言葉はないが
逃げろという言葉はないが
木から降りるのが良いらしい
視界という言葉はないが
視界は良くない 良くないという言葉はないが
敵という言葉はないが敵は見えない
何か
本能という言葉はないが立ち上がって威嚇する
立ち上がっても威嚇するも言葉はないが
痛みという言葉はないが
身体のあちこちに激痛が走ると
身体も激痛という言葉はないが
意識はなくなる
意識という言葉はないが
全てが無となる
無という言葉はないが
緊急猟銃完了!
熊殺し
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。