復讐のため、性別すら偽ってマフィアに潜入した主人公。突き付けられた試練を超えて、すべては順調、と思われたが……マフィアに復讐を誓う主人公の物語ではありますが、その陰惨さと対になるように、どこかコミカルなマフィアたちの様子も印象的。ですが、終盤の展開は実にドラマチック! 続きの気になる物語です。
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マフィアが支配する孤島で家族を焼き殺された少女カトリオナ。彼女は復讐のために名前をライリー、性別を男と偽って組織に潜り込むことに。そんな彼女に、組織の一員として認められるための試験や性別バレといった厄介な試練が訪れます。復讐を固く誓う彼女はいかにしてそれらの試練を乗り越えるのか。手に汗にぎるノワール調のダークファンタジー、ここに見参!!
第三話まで読んでという注釈付きで述べさせていただければ、ノワール映画と呼ばれた映像作品の数々が浮かびました。暗い街で善良が嘲笑われるなかでも必死に生きていく人々。理不尽がいとも簡単に人生を狂わせていく。白と黒だけが光景を織りなすような、ひりひり感で満ちています。