第02話 春ショール着たまま食べるハンバーグ

「なんかかっこいいのある!ヌク…アロファ?」


「えーと、トンガ王国の首都。トンガタプ島北岸にある。」


「トンガ王国!なんかいいね」


「海が綺麗なのかな?」


「そーなんじゃないか?」


「ヌクアロファってなんかめっちゃくっつきそうだよね」


「それア◯ンアルファ!」


「へ〜人口三万六千人。結構いるね〜」


「私たち1万2000人分だね」


「なんで私たち換算!?」


「いやーわかりやすいかと思ってね」


「わかりにくいわっ!」


「私たちが1万2000…どれが本物かわからないねー」


「でも私たちなら本物を見抜けるよ!」


「その自信はどこから…」


「私たち仲良いから」


「そうだな。」


「温温。あったかくて気持が良い様。」


「こたつでぬくぬくみたいな感じか〜」


「こたついいよな〜4月だけどまだ家にあるな」


「わかる〜こたつがあると出られないよね…」


「こたつに一番合う食べ物ってなんだろ?」


「唐突だな」


「まあでもやっぱり枝豆?」


「そ…そこで…えだまめ…」


「枝豆美味しいよね〜お酒にあうよ。まあ飲んだこと無いけど」


「逆にあったら困るわ!」


「あとはスライスチーズ…とか?」


「こたつでっ!?あとなんでお酒に合うやつばっかなんだよ!」


「みかんとかね〜」


「だからなんでお酒n…いや普通の答えだった。」


「お酒にみかんって合うの?」


「レモンスカッシュ?みたいな感じなのかな」


「わからん…」


「ヌクレオソーム。細胞の染色質の基本構成単位。ヒストンのコアの周囲にDNAが

巻き付いた構造で、これが数珠状に連なって染色体を作る。」


「すごい。何もわからん」


「まあ単位ってことはセンチメートルとかデシリットルみたいな感じで1ヌクレオソ

ームって感じじゃない?」


「たぶん違うな…」


「ヒストンのコアってどんな感じなんだろ〜」


「コア〜って感じなんじゃない?」


「コア〜って感じ?なにそれ…」


「なんかブワーッて光をこう…出してるすごいなんか」


「アニメとかで出てくるやつね〜」


「あーなんか今のでわかった気がする。」


「まさにコア〜って感じだね!」


「抜け井戸。中に抜け道の穴を設けた井戸のことだって。」


「抜け井戸からひょっこり優海ちゃんが…」


「えっなんで私?」


「あ〜なんかいいね〜」


「抜け井戸ひょっこり優海ちゃんか〜…アクリルキーホルダーにしたい」


「アクリルキーホルダーにするな!」


「えぇ〜でも必ず買うよ?」


「買うな買うな恥ずかしい…」


「どこで売ってる?ア◯ゾン?」


「だから買おうとするな〜!私ん家に縁や雪のキーホルダーがあったらなんか嫌だろ?」


「そうかなぁ…?」


「そうかなぁ…?」


「あれっ…」


「抜丸。平家相伝の刀だって〜」


「抜丸でいざ参らん!みたいな?」


「そんな感じなんじゃないか?」


「縁丸とかなんかありそうだよね〜」


「私の刀か…こう炎とか出せる…」


「何その機能っ!?」


「敵どころか味方も近づけないね〜」


「ほんとだ!どうしよう…」


「仕舞えばいいんじゃないか?」


「消化器も持ち歩かないとね〜」


「昔に消化器!?えらいハイテクだな…」


「学校においてある、強く押すあの赤いやつもあるよ!」


「消火栓!あとそれも平安時代に無いからっ!」


「あのボタン押したくなるよね〜」


「どうなるんだろうな…」


「火が…出てくる…とか?」


「”消”火栓なのにっ!?」


「わっもう6時!どうしよ…」


「とりあえず、帰るか。」


「そうだね〜」


「帰ったらなにしたい〜?」


「ハンバーグ食べたいかな」


「あっわかる!なんかそんな気分だよね〜」


「おろしハンバーグ?それともチーズin?」


「どっちもいいな〜」


「ハンバーグの話してたらお腹すいたね〜」


「なんか買って帰るか」


「「さんせ〜!」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る