第2話 小説のリアリティーの難しさ
今、家でこれを書いているのですが、カーテンにハエトリグモがくっついています。
かわいいですね。
さて、今回の話したい内容は「小説のリアリティーの難しさ」です。
ただ、ここで言いたいのは小説でどれくらい現実のタブーを書いていいのか? という点です。
リアリティー。つまり小説の出来事が現実に起こったら?
この問いから小説が出来上がると思っています。
リアリティーによって小説の世界の世界観、キャラクターを現実にするのです。
(あくまで僕の考えですが…。)
小説を書いていくと、リアリティーと道徳に板挟みになります。
これはファンタジー小説界隈の人だと良く理解できると思います。
と言うのも、現実世界の道徳と小説の世界の道徳は全く違うからです。
現実では戦争は良くないですが、歴史小説なら?
現実では差別は良くないですが、ファンタジー小説なら?
現実では売春は良くないですが、中世ヨーロッパのファンタジー小説なら?
他にも指摘があると思いますが、ここら辺で止めておきます。
(と言うか、言いたくない。)
言いたいのは、
世界観を練るほど不愉快なリアリティーを作品が纏い始めてしまうという事です。
ましてや、現実と近いファンタジー小説やSFだと、道徳的に書く事すら憚られる内容もあるでしょう。
(例えば、老人は全員老害! みたいな論調)
これを書く/書かないは作家の自由ですし、表現の自由だと思います。
これに正解はありません。
それでも求められるのは執筆のスタイルだと思います。
書くならどこまで書くか?
それで言うと、僕は不愉快なリアリティーは極力書かないと決めています。
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