ありふれた名前の私が、ありふれた異世界で貧乏貴族を再建してみる話

@1sirousagi1

第1話ありふれた名前なんですよ、私。

鈴木 恵


貴方の周り、学生時代の同学年に、もしくは職場に・・・・。


1人は居ませんか?この名前の人が。


ありふれた苗字に、ありふれた名前ですよ。


同姓同名さんに巡り会う機会は多い方だと自負してます。


学生時代、「貴方が今年入ってきた鈴木 恵さんね!2年と3年に同姓同名の先輩が居るから挨拶でもしに行く?(笑)」と担任にからかわれました。(入学早々、担任が苦手になりました。どうかハゲます様にと願ってたら卒業時にM字ハゲになってて、願えば叶うんだな〜とちょっとスッキリしました)


就職先では「鈴木さんも居るし、恵さんも既に居るんだよねぇ・・・。呼び名どうしようかなぁ・・・・眼鏡の鈴木さんとか?ってどっちも眼鏡じゃん!・・・・コンタクトにする予定ない?」と上司が困り顔。(コンタクトは怖くて無理なので眼鏡で通しましたけどね)


我慢していた体調不良が薬を飲んでも良くならず、渋々大きい病院の内科に行けば「今日は鈴木 恵さんが4人いらっしゃるので、40代の鈴木 恵さんって呼びますね!」って言われた時には思わず苦笑いと同時に「ありふれた名前ですもんね〜。」と言うしかなく。


20代〜40代までの「鈴木 恵さん」が居て、2人の鈴木 恵さんと目が合ってシンパシー感じたりしちゃったよ。


と、ここまでは「ありふれた名前の人あるある」エピソード!!(あるよね!?あると言ってくれ!)


そして、病院の内科に行った私を待っていたのは「癌ですね、ステージ4。リンパ節転移もあります。」と言う、医者の言葉でした。


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