『幸福論』を作者が現代版に翻訳し、物語形式に提示した短編。ここに登場するキャラクターたちは、自らの幸せの形を提示してくれる。それはコミカルで、またシニカルだが、彼らはきっと幸福だろう。それが例え欲望に塗れていたとしても。単純なヒューマンドラマに飽きられた方、必見です。