筆者である「私」が、親戚が飼いはじめた蜘蛛の「かすみちゃん」について語ります。
その距離感が近すぎず遠すぎず絶妙で、かすみちゃんへの興味がそそられます。
客観的に見れば、かすみちゃんは特別でもなんでもない一匹の「普通の蜘蛛」なのですが、作中で「かすみちゃん」と呼ばれることで、なんだか不思議で可愛らしい存在のように思えてきます。
親近感が湧いたから名前をつけたとも言えますし、逆に名前をつけたからこそ愛おしく見えてくる。そういうこともあるのかもしれませんね。
穏やかな優しさがただようエッセイでした。