第15話転生の時
死んだ者達よ、集え転生の時間だ。
~~冥界・審判の間~~
冥界の審判の間にてネェイトガイア群像譚全体の主人公の魂24個分が冥王メルストの目の前にあった。
それぞれの国の主人公の魂があった。
ワーラニスク共和国:アイア、アンガタ、ローズアイアン、紅音
キルアテアルマ国:アイオ、アイサオ、アガパサ、アイスタ、アカンサス
ドストリア連邦:アイドクレース、リンソウ、アケビ
ネアストポリア神王連邦国:アウイナイト、アイリスクォーア、リアスゲート
レディオン共和国連邦:アカスイ
ビルグリアランド連合王国:アキシナイト、アネモネ、アクラ、メリア、アクン、アクリ
メルストはその魂達を見てこう言った。
メルスト:「全員、それぞれの国の舞台でチャンスをやる正し生前の記憶はない次は精々長く生きるがいい」
その言葉を言った瞬間、24の魂はそれぞれの国に転生していった。
~~ワーラニスク共和国四人の主人公組~~
ワーラニスク共和国の主人公、アイア、アンガタ、ローズアイアンは生前と同じ姿と年齢と関係で転生できた。
アイアは剣士兼Gランク冒険者アンガタは魔法使い兼Gランク冒険者ローズアイアンは槍盾戦士兼Gランク冒険者。
レベルも生前と同じだが生前の記憶はない。
紅音は狂戦士の状態で生前の姿とレベルのまま転生してワーラニスク共和国首都ワーラニアのアイビーが営んでいる医療院前にいた。
アイアとアンガタとローズアイアンはワーラニスク共和国元々奴隷売買都市だったが今では商業都市キミルナへと変わっている。
アイアとアンガタとローズアイアンら三人は会話をしていた。
アイア:「…だいぶ変ったよなこの国も」
アンガタ:「あぁ民衆よって国が変ったことにより犬耳族奴隷もいなくなったもう復讐する必要もないな」
ローズアイアン:「そうだな、とりあえず冒険者ギルドで依頼受けないとな」
アイア:「そうだな!二人とも行くぞ」
一方紅音は困惑していたが足元を見るとさっき転んで怪我をした跡があり紅音はとりあえず目の前のアイビーが経営している。
医療院へと入ったするとアイビーは紅音を見て驚いた。
アイビー:「え?」
紅音:「あの…怪我したんで治して欲しいんですけど…」
アイビー:「あ、はいわかりました」
アイビーは紅音の傷を治すと紅音は代金を支払い医療院へと出た。
アイビーは紅音が出ていった後こう呟いた。
アイビー:「…紅音はあの時確かに死んだはずそれに私を見ても何も言わなかった…転生したか」
~~キルアテアルマ国五人の主人公組~~
キルアテアルマ国の主人公、アイオ、アイサオ、アガパサ、アイスタ、アカンサスら五人はキカコウ大陸ではあるが
冒険者チーム愛国防衛は維持されず崩壊したことになっていた、五人とも生前の記憶を失っており年齢・見た目・職業・レベルで転生できた。
だがアカンパスの夏上神社は瓦礫となりアイオ、アイサオ、アガパサ、アイスタのチームであった愛国防衛は無くなっていた。
アイオはアイサオ、アガパサとアイスタ二人一組に分かれてしまいアカンサスは孤高の旅を始めた。
愛国防衛…かつてあったチームは崩壊したことになっていた。
アイオとアイサオはキルアテアルマ国港湾都市カルバルテにいた、アガパサとアイスタはキルアテアルマ国国際交易都市サブルカルテにいた。
アカンサスはキルアテアルマ国首都アーマルにいた。
この五人はどちらも会話せずただキルアテアルマ国の魔物を狩りまくっていた。
もうこの五人はチームは冥王メルストの裁定で組めなくされた。
~~ドストリア連邦の三人の主人公組~~
ドストリア連邦の主人公、アイドクレース、リンソウ、アケビの三人は生前と同じ年齢・見た目・レベル・ランクで転生できた。
アイドクレースは諜報員を辞めていて剣士となっていてリンソウとアケビの職業はそのままとなっていた。
だが一つ違った点があるそれはアイドクレースとリンソウとアケビがなぜか同じ牢獄に捕まっていた。
警備官によると罪状は国家反逆罪だそうだ、死刑とはならず軍行きだそう。
アイドクレースは言った。
アイドクレース:「ここからでなければ…軍行きになってしまう」
リンソウ:「軍行き?死ぬよりマシじゃないの?」
アケビ:「リンソウ、ドストリア連邦の軍は死ぬより酷い扱いだよ…」
アイドクレース:「ドストリア連邦軍は食事が酷く宿泊も地獄装備と剣に軍予算はつぎこまれているし給料はほぼ無いと等しい」
リンソウ:「…それは回避しないとね」
警備官:「無理だな避けられないぞ」
そんな会話が牢獄の中で響いていた。
~~ネアストポリア神王連邦国の三人の主人公組~~
ネアストポリア神王連邦国の主人公、アウイナイト、アイリスクォーア、リアスゲートの三人は生前と同じ年齢・見た目・レベル・ランクで転生できた。
だが三人の職業は無職となっていて三人は最初から仲が良くでも路地裏でホームレスをしていた。
なぜホームレスかそれは生前に沢山の人を殺したことからホームレスとして転生した。
三人がいる場所は名もない街で貧富差が激しい街でもありホームレスが特に多く治安が悪い首都から離れた場所であった。
アウイナイトはアイリスクォーアとリアスゲートに向かって言った。
アウイナイト:「なんで…俺たちこんなに落ちたんだろうな?」
アイリスクォーア:「過去に説いても何も答えは返ってこないよ」
リアスゲート:「そうだぞ」
アウイナイト:「そうだな…」
~~レディオン共和国連邦の主人公~~
レディオン共和国連邦の主人公の一人アカスイは生前と同じ年齢・見た目・レベル・ランク・職業で転生できた。
だがアカスイの目的は無くなっていった、精霊界に行くという目的はなく能力は暗殺者の呪いがかかっていた。
暗殺者の呪いは歩くと食べること以外行動ができなくなる生前に暗殺者に殺されて低い確率でなる能力だ。
アカスイがいる所は生前アカスイが死んだ所だ。
アカスイこう呟いた。
アカスイ:「俺って何してんだけ…?」
~~ビルグリアランド連合王国の主人公六人組~~
ビルグリアランド連合王国の主人公、アキシナイト、アネモネ、アクラ、メリア、アクン、アクリは生前と同じ年齢・見た目・レベル・ランク・職業・関係・能力で転生できた。
アキシナイトはグレイブルセア島、アネモネ、アクリ、アクラ、メリア、アクンはホウライ島に転生した。
生前の記憶はないがそれぞれの関係が維持されたままでありアクリは能力の制限が外されていた。
アキシナイトはグレイブルセア島の首都ビースガルで依頼掲示板を見て呟いた。
アキシナイト:「北部から抜け出すことができて良かった」
アクリはホウライ島首都ホウレイの冒険者ギルドの酒場で酒を飲みながら呟いた。
アクリ:「いつか精霊界に行って結婚したいなぁ」
能力のデメリットが消えてが彼はのんびりとしていて行動に移せていなかった。
それぞれの死んでいった主人公が転生し生きることができるルートになり冥王メルストの手によって改善された。
第十五話転生の時-完-次回第十六話第二次ガイア大戦-戦の時-
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