第6話 野菜の苗を育てよう

6 野菜の苗を育てよう


次の日僕は、朝からダンジョンに行きました。ダンジョンではコンちゃんが僕を待っていました。

「おはよう、コンちゃん!」「おはよう、ゆうちゃん!」互いに挨拶をしました。


コンちゃんは、僕に「昨日撒いた野菜の種から芽が出ているよ。」と言って僕を苗のある場所まで連れていってくれました。


僕は、土からちょこんと芽がでた野菜の苗を見て「やったぁ♪可愛い芽が出でいるよ」と言って、コンちゃんと苗の周りをくるくる回りながら喜びました。


コンちゃんは、「明日になれば畑に植えられるようになっているよ」と僕に教えてくれました。


僕は、明日から学校があるから朝早くくることをコンちゃんに伝えました。夕方は、弟と妹の迎えがあって家のお手伝いがあるから来れないことも伝えました。


コンちゃんは、「ゆうちゃんが来れない分も僕が水やりなどをしておくから大丈夫だよ!」と言ってくれたので僕は、「ありがとう、コンちゃん!」と言ってコンちゃんを抱きしめました。


明日からあまりダンジョンに来れなくなるので、今日のうちに野菜を植える土づくりをしました。


まだまだ鍬の扱いがなれないけれど少しづつコンちゃんに手伝ってもらいながら畑の用意をしました。


お昼からは、次に作るお米の準備をしました。

コンちゃんは、「お米を作る種もみの品種変更をしてみない?ダンジョンポイントを使うといろんな各地の品種に変更できるよ。」と言って僕にいろんなお米を作ってみないかと進めてきました。


僕は、どんな品種があるのかわからないのでコンちゃんに聞きました。


コンちゃんは、「ダンジョンポイントの品種変更から変更できるよ。

いろんな品種が一覧になって出ているので食べてみたいものを選ぶだけだよ」と言って教えてくれました。


僕は、たくさんある品種の中から(こしひかり)を選びました。

コンちゃんは、「おいしいお米ができるといいね♪」と言ってくれました。


次の日の朝、僕はいつもより早く家を出てダンジョンに向かいました。


ダンジョンでは、コンちゃんがご飯を食べていました。僕は、「おはよう、コンちゃん。」とコンちゃんに声をかけて畑に向かいました。


コンちゃんも後ろからついてきて、「おはよう、ゆうちゃん。早かったね!野菜の苗はいつでも植えれるように準備しているよ」と言って野菜の苗をもってきてくれました。


僕はさっそく畑に野菜の苗を植えました。


一つ一つ苗を丁寧に畑に植えていきました。

コンちゃんも一緒に苗を植えていました。


すべての苗を植え終えるころには、学校の時間が迫ってきていたので僕は、コンちゃんに「ごめん!コンちゃん、学校に遅れそうだからあとお願い」と言ってランドセルを背負って学校に向かいました。


コンちゃんは、「任せて!お水もきちんとあげておくから、行ってらっしゃい♪」と見送ってくれました。


なんとか学校には、ぎりぎり遅刻せずに行くことができました。


ちょっと疲れてしまったので、目をつぶっていると寝てしまいました。途中、先生に起こされるまで熟睡していました。


(ちょっと反省!)


放課後、弟と妹を迎えに行く前に少しだけダンジョンの様子を見に行きました。ダンジョンでは、コンちゃんが寝ていました。


僕は野菜の様子を確認したあと、コンちゃんを起こさないようにそっとダンジョンを後にして弟と妹を迎えに保育所に行きました。


次の日の朝、ダンジョンに行くと昨日植えた野菜の苗が成長していました。


コンちゃんは、「早い野菜ならあと1週間で収穫できるかもしれないね。」と言って僕の後ろから声をかけてきました。


僕は、「早く野菜ができるといいなぁ♪」と言って野菜の水やりをしていました。


追伸:今日は学校に余裕をもっていけました。きちんと先生の話も聞くことができてよかったです。



米田有機(よねだ ゆうき)


年齢:6歳


ジョブ:ダンジョンマスター <ゆうちゃんのダンジョン>1F 55m×55m


レベル:3


スキル:農耕2・水やり2・成長1・品質1・回復1


レアスキル:魔力操作1・生活魔法1


スキルポイント 11P


ダンジョンポイント 2300P


加護:なし


作っている野菜:ミニトマト・きゅうり・ゴーヤ・かぶ・だいこん・にんじん・こまつな

作っているお米:コシヒカリ・ブレンド米

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