異星人との交流場で唯一の日本人である主人公が、彼らの求めるオタク文化の発展を目指すSF作品です。
主人公は自堕落な日本人の男。
ある日、前触れもなく月面基地に拉致されてしまいます。
事件性は高いものの、証拠や犯人は見当たらず。彼は地球への帰還料金として、一般人が工面するのは不可能な金額を要求されてしまいます。
身一つで拉致された主人公には、月面で暮らす資金があるわけもなく。
彼はなし崩し的に、スタッフの一人として労働に勤しむことを選択します。
働くことで見えてきたのは、異星人たちのオタク文化に対する熱。
これといった取り柄のない主人公でも、この場の誰よりも知識が勝る分野がある。
彼はできることを探しながら、月面の暮らしを続けていきます。
果たして主人公の存在は、この基地にどんな変化をもたらすのか。
ぜひ読んでみてください。