この作品は、古代ローマを舞台にした恋愛コメディで、読みはじめるとすぐに物語へ引き込まれてしまう魅力があります。主人公ルキッラは、貧しさや逆境にも負けず、どうにか自分の力で家を支えようとする前向きな女性です。そのひたむきさや、ちょっと庶民的な可愛らしさがとても魅力的で、気づけば応援したくなってしまいます。
そこへ登場するデキムスは、まるで嵐のように物語をかき混ぜていく存在です。彼の愛情表現は直球で熱くて、時には突飛に見えるほどですが、その一途さが作品に甘さと面白さを同時にもたらします。「どうしてこんなに?」と思わず先が気になってしまうほど、彼の感情は真剣で力強いのです。
ルキッラがどんな未来をつかむのか、デキムスの想いはどこへ向かうのか、心がそわそわするような引き込み力があります。