エボルシッカーズ-バケモノになる病気を患った者達-

用語解説その①

●エボルシック　

　体が徐々に異形化していき末期症状に至ると理性を失い人を襲う病気。

・ステージ1

　異形化が軽微な者。頻繁に痛みに襲われる

・ステージ2

　さらに異形化が進行し、『能力を発現させた者』が当てはまる。頻繁に痛みに襲われる。

・ステージ3

　異形化が更に進む。発現した能力が肉体に適応してくる時期で、エボルシックの中では一番の安定期。

・ステージ4

　個体差が現れる。異形化の進行が悪化し、それに体が耐えきれずに死に至る者もいる。

・ステージ5

　末期段階。理性を失い、完全なバケモノになる。

●収容所のルール

　一つ、収容所に暮らす者は必ず働かねばならない（ただし、働けない状態にある者は例外とする）。

　二つ、収容所に暮らす者は『管理人』の命令に従わねばならない。

　三つ、事故や事件その他原因で起こる被害や怪我は全て自己責任。

　四つ、収容所に暮らす者が収容所の外に脱走・接触・連絡することは決して認められない。

　五つ、以上四つの規則に触れる行為以外に罪はなく、罰則も与えない。

●エボルシッカー

　エボルシックを発症した者の呼称。人間ではなくバケモノとして扱われる。

●管理人

　収容所でエボルシッカーを管理する者達。

　特殊な訓練・改造を受けており、生身でエボルシッカーと渡り合えるほどの力を有している。

●疾滅統括征異団（しつめつとうかつせいいだん）

　収容所内で末期症状へと至ったエボルシッカーを処理する集団。

　エボルシッカー達から絶大な人気を集めており、英雄的存在。

　どのような経緯で創設されたかは不明。