タクシー物語

名古屋の西側

名古屋の人は週末に家族や友人で飲みに行って帰りにタクシー使う人が多いから週末はひっきりなしに無線がなる。

港区のお客さんだった。

居酒屋に迎えに行くといい感じに酔ってる。

客「運転手さん何歳？」

私「40歳です」

客「若いなぁ」

私「そうですか」

客「ラーメン奢ったるから一緒に食べる？」

私「いや大丈夫です。お腹いっぱいで」

お客さんにご飯誘われたことは何度かある。

みんなタクシー運転手をお腹すいてるかわいそうな人と思ってる節がある。

ラーメン食べるのを待って家に送り届けた。

次は中川区から錦までの若いお客さんだった。

客「錦のジャンボパーキングまで」

私「はいわかりました」

二件目は街の方で飲むらしい。

客「道は運転手さんに任せるわ」

私「承知しました」

こう言われると燃えてくる。

どの道が早く行けるか教えてあげよう。

客「早く着いたね運転手さん、よー道知っとるわ」

私「そうですか」

客「お釣りとっといて」

私「どうもありがとうございます」

名古屋の西側は下町で東側に比べるとガラは悪いけど情がある人が多いような気がする。