爆弾人間なる奇抜な発想を軸に、社会風刺を交えた本作。無駄がなく洗練された筆致で描かれる濃い世界観は、独特の読後感をもたらします。
「例えば、たっくんは何か好きなものはあるかな?」 「でんしゃ!」 「そうだよね。でも、もし『電車なんて何が面白いのか分かんない』とか言われたら、どう思う?」…