医療×兵器という強烈なフックを、ギャグだけで終わらせず「治すほど壊れる」という皮肉で転がす筆が巧い。描写はテンポ良く、感情の刺さる場面では一気に温度が上がる。世界観は“回復=正義”ではなく、文化や誇りさえ副作用で塗り替わる残酷さが根にあり、主人公の居場所探しがそのまま物語の推進力になる。笑えるタイトルから、思った以上に痛くて熱い展開へ入っていく予感。
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