第3話 プロローグは悪夢(3)

 俺は昭和の時代の真夏の夜を彩った怪奇・怪談映画やドラマ、マンガの主人公たちのようなテンプレ通りに。毎夜麗しい母と娘が俺の枕元に立ち──!


「恨めしや~!」

「恨めしいです~!」


「聖斗~!」

「聖斗さま~!」


「朕たち親子のこと~」

「わらわとお母さまを~」


「あやつ」

「奴から」


「御救いを~」

「助けてください~」


 俺に救いを求め嘆願する。


 しかし時が経てば先ほど説明をした通りで……。


 お化けさま、キョンシーさまは、少しばかり大胆になり、俺の布団に左右から忍び込み甘え、生気を吸い、吸収始める。


 だから俺の身体は不調になるから病院へと通う。


 しかし俺の体調不良は病院にいって診察をしてもらっても。


「藤原さん、身体の不調だと言われますが、何処も悪いところはございませんよ」と。


「多分仕事の疲れが溜まっているだけだと思うので、滋養に好い物を食されるか、夜の外泊は控え、早めに睡眠をとられる方がいいですよ」


 病院の先生から提案や注意を受けるだけで何処も病んでいるところはないと告げられるから。


 俺も病院の先生へと「すいません」や「ありがとうございました」と告げるだけで診察が終わり、帰宅の途につくことが多い。




(お願い)


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