完璧な人生を送ってきた主人公が、唯一の“人生の汚点”となった記憶を消してもらおうと病院を訪れる。何が何でも消し去りたい、その記憶とは一体何なのか。そして、その記憶を消した先に待っている主人公の結末とは──。気になって、一気に最後まで読んでしまった。良い記憶も悪い記憶も、今の自分の大切な一部。それを忘れてはいけないのだと、改めて考えさせられました。