夢の行詩

夏乃緒玻璃

第1話 生命の時計

死んだオタマジャクシを埋めた時

時計の音が聞こえた


向かいで小鳥の亡き骸を埋めていた女の子から

砂時計の落ちる音


女の子は顔を上げる

目が合いそして目が醒める


軽く汗ばんでいる

鼓動

心臓の音


僕らはみな、刻んでいる



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