それでも人生は続く

静まり返った家と街で、淡々と日々を繰り返す主婦とペットのロボット犬。
毎日決まってやることがあるからこそ正気を保っていられる。そんなディストピア感が漂う始まりから、この先どうなるのだろうと焦燥感に駆られます。
先に逝くより取り残される者の方が切ない。
それでも前を見て歩かねばならない。

人が人であるということの意味を、改めて浮き彫りにしてくれるお話です。
何が起こっても変わらず続けてゆくことが、周囲を変え、自分をも変えてゆくのかも知れません。

その他のおすすめレビュー

荒野のポロさんの他のおすすめレビュー436