後日談 ちいかわ編完結

ENFJ「へー、じゃ、INFJ君はISTPさんに告らなかったんだ。意外。彼、ISTPさんにベタ惚れだったのは明らかだったでしょ」

私「うーん、私が振られたのもISTPちゃんにまだ未練があるからだと思ってたんだよね」


と彼氏のENFJ君と話してたら


ENFJ「意外なのが、今のINFJ君って人望があって、彼の周りに人が集まってるのが不思議だよね。あの頃って、彼の周りは、君とISTPさんの二人だけだったでしょ。今とは大違いだ」


あっ、これだ。こういうことか。


ENFJ「なるほど。彼は強烈なバッファーだから、自然と人が集まってくるけど、当時はISTPさんだけが独占してたんだ。それを君が分けてもらってたと」

私「んで、おそらく、私は性格や考え方がINFJ君と似てたから、バフ効果の低下があまりなかったんじゃないかな。INFJ君ならどう言うかな、どうするかなって考えながらやってたし、今でもそうしてるし」


話を聞く限り、ユダヤ人の子もそのお爺さんも私やINFJ君と性格が似てるから、くっつかなくてもいいから、INFJ君からバフを貰えるだけ貰ってこいってことなんだろうと。


ENFJ「ISTPさんの場合、INFJ君から贔屓されてたから特大のバフを貰ってたのが、居なくなった瞬間に切れて、大変なことになった。そして、等身大の自分を知るに至るってことかー」

私「だけど、ISTPちゃんから迫れば行けたと思うんだけどなー…って、ああ! 小学校の時もISTPちゃんから頼んでたんだ、そういや」

ENFJ「つまり、INFJ君からしてみれば、頼まれなきゃやんないよってことかー。特大のバフの独占を彼は気づいてるな、きっと」




あー、それで、あんな態度になってたんだ。でも…


私「それでもINFJ君はまだISTPちゃん好きなんじゃないかと思うんだけどなー」

ENFJ「そこは天秤なんだよ。彼からしてみれば、彼女を選ぶってことは他を全部捨てることになる。その覚悟があるのかって。彼からしたら勉強なんか興味ないからね。ずっと言ってたし、中高で実際、そうなってたし」

私「だよねー。中学校以降、一緒にいたとして、二人で優等生やって、浮きこぼれで超いい大学行ってそうだもんね。いや、あり得るわー」

ENFJ「今からでも、彼は彼女を支える側になったとしても、それでも上手くいくだろうけどね。例えば、二人とも法学部だから、二人で司法試験をして、二人で法律事務所をするとか。個人の成功を重視するISTPさんからすれば、最高の未来だろうね。でも、その期待に応えられる自信を失ってたから、怖がって手を伸ばしきれなかった」


ああーwww 重い重い重いwww もうこんな重たい話は自分らでやってくれよwww 私を巻き込むなwww


まあ、でも、私からしたら3回もチャンスを逃したISTPちゃんの失策でしょwww 私は2回目のチャンスは逃さなかったしwww


ってことで、こっからは時空間忍術で加速www


テキトーな企業に就職www 就活は超テキトーwww だって、ENFJ君が研修医になったタイミングで寿退社規定路線だしwww


そして、医者の嫁からの専業主婦うまーwww


同人活動しまくりwww


元文芸部で文学部卒を舐めるなwww


からの、ちょっと売れてるから旦那も応援してくれてるしwww 遊んで金が入る環境www 好きなことやって金が入るwww


あれ?www


今、気づいたwww


INFJ君がISTPちゃんに自分から行かなかった理由がwww


これは手放せないよねwww

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