完結のお礼ですへの応援コメント
最後まで読ませていただきました。子供を持つ者として共感できることが多く、つらいこと、また幸せなこと、身につまされました。
率直な感情をドライに表現していくスタイルも、確かな文章力に裏打ちされており素晴らしかったです。読んで本当に良かった作品です。
私がこの作品を読んだきっかけは、イカワミヒロさんが近況ノートに書かれた紹介文を読んだことです。
(引用)『せめて葵くんが「発達障害」とでも診断されれば、うちの子は障害があるから仕方がない、と思えるのに、「正常です」と言われて却ってショックを受ける……。
この気持ちを他人事として見られるだろうか?』
イカワさんのことは以前から存じ上げているのですが、この文を読んだとき私は強烈な違和感を覚えました。
発達障害がないと言われてかえってショックを受ける――その気持ちは無論不自然なものではないが。
「逆の立場」―—障害がなければよいと思っても、そうではなかった――人やその家族がこの文を読んだとき、果たしてどうとらえるだろうか?
そのことをイカワさんは、そして作者は問題視しなかったのか?
実際のところ、その辺は受け取り手次第なので、怒る人ばかりではないでしょうが。
――私の場合は、眠りかねるほどに、激怒した。
自身の怒りと向き合うために、この作品を読む必要があった。
読んでみて分かったというわけではなく、紹介文を読んだ時点で予想できていたことではあるが、作者は作者としての率直な、偽らざる想いとして書いていることが確かめられた。
作者がこのように感じ、表現することは当然である。
そして私もまた――私が望んでも得られぬ宝を、手にした目の前の人がため息と共にそれへ唾を吐くのを見て――怒るのもまた当然である。
作者は作者として大いに感じ、大いに表現した。誰に詫びるべきことでもない。
私は私自身の視点から大いに怒った。そこに何の正すべき過ちもない。
あなたはこの作品、この文章について詫びるべきでもないし、撤回すべきでもない。
私はこの怒りの表明について撤回はしないし、どう間違っても許すことはない。だが、どうあろうと責めることは無い。(あなたがこの文章を読んでどう感じるかはともかく、私に責める意思はない。許すことは無いが、責めることも無い)
それはそれとして、応援はしています。実力と意欲のある創作者だと考えています。
それと、私は別に不幸自慢大会がしたいわけではない。そんなもの各自に各自の不幸と幸せがあるばかりで、比べてどうなることでもない。ただ、欲しかったものを目の前でドブに捨てられては怒りもする。
子育てについてはこの話の終わりとだいたい同意見ではある。
要は、よその子と取っ換えてくれると言われてもお断りだ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「おかあさんだいすき」には何かが足りないと、ずっと考えていました。いくら考えても、どうしてもわかりませんでした。
木下様のコメントを何度も読み返すうちに、望まずに障害のある子どもを育てることになった母親の視点が足りていなかったと、初めて気づきました。
世の中には、こんなにたくさんの健常児であふれているのに、なぜうちの子が?
健常児への渇望、健常児を育てるの母親の何気ない一言を、思い返すたびに怒りが増幅し、悔しさに涙し、布団に入っても眠るどころか、脳は沸騰するほどに興奮し、誰にもぶつけられない怒りを燃やし続け、驚くほどのスピードで訪れた朝を、疲れ切った頭と体で迎える。
じゃあうちの子と交換してくれよ。お前のところの健常児を、喜び勇んで育ててやるよ。
言ってやろうかと口を開きかける。言葉にすることで訪れる数秒の優越感と、今後の関係を天秤にかけ、諦めて口を閉じる。
(※追記します。紆余曲折を経て「これがうちの子だ。文句あるか」と、子どもの存在を丸ごと包み込む描写も含みます)
おかあさんだいすきに足りないのは、この視点だったのだと、木下様のコメントを読んで初めて気づきました。この視点があれば、イカワ様のレビューも、また違ったものになったのではと考えています。
この小説を書き終わったあと、私は、これでいつでも死ねると安堵しました。何年もパソコンの中に寝かせ続け、子どもに殺意が湧いたときに読み返していました。
私が本来やるべきだったのは、これを小説のまま公開するのではなく、エッセイに落とし込んで公開すべきだったのではないか、ということです。そうしていれば、木下様の安眠をここまで妨害することもなかったのではないかと、悔やんでいます。
私はあと何度、木下様から教わるのでしょうか。文字だけのやり取りのはずなのに、文面から伝わる、相手を思いやる気持ちに勇気づけられたことは、一度や二度ではありません。今回のコメントによる新たな視野の開拓は、間違いなく、今後の私を支える核となります。感謝の気持ちでいっぱいです。
(許すことはないが、責めることもない)
木下様は当たり前のように書いておられますが、これを実践できるのは、人類の中でも数パーセントしかいないと思うのです。私もそうありたいと考えています。
第18話 おしりをさがせへの応援コメント
身に沁みます……。
「手伝うよ」じゃないですもんね。何もかも、2人の共同作業です。
おしりさんも、探すの難しいですよね。苦戦していたのを思い出しました。
作者からの返信
子育てでしんどいときに「一緒に株やれへん?」と聞かれたときに、夫は子どもに心底興味がないのだなと気づいたんです。手伝うというスタンスからの脱却は、男性にとって相当険しい道のりなのでしょうね。
第10話 自分の意思(3)への応援コメント
自分が食べたいと思うものを、注文できる喜び。分かるなぁ……と、しみじみしました。
今のうちだけ、と言われるけれど。こどもが巣立つまでの年月は濃厚です。生んで終わりではない。本当に、そうですね。
作者からの返信
「何食べる?」という質問が理解できなかったのは私の実話なんです。心臓がバクバクして「日本語やんな? どうしよう理解できひん。何食べる? って何やっけ?」って動揺して、三秒くらいものすごく色々な考えが駆け巡りました。その日をきっかけに、夫に対する怒りを自覚してどんどん積もっていきました(笑)
生んで終わりではない。生む前もわかっていたつもりなのに、全然わかっていませんでした😅
第9話 自分の意思(2)への応援コメント
身に迫ります……。
専業主婦は専業主婦で、逃げ場の無いしんどさもあるんだろうなと思ったりもしますが。仕事も育児も、ほどほどにやれたらいいのに。発熱した我が子を宥めすかして病児デイケアに預け、寝不足の頭で出勤していた頃を思い出しました。
葵くんのお熱、気がかりですね……。
作者からの返信
すみません!私の力不足で書ききれなかったのですが、葵君の熱に関しては大きな病気が隠れているなどはありませんでした。元気120%です!!
子どもができる前のただの寝不足と、子育ての寝不足ってどうしてあんなに違うのでしょうね(涙)
子どもはお母さんにそばにいてほしいのに、お母さんもそばにいたいのに、どうして叶わないんでしょうね。
金銭的な手当も助かってはいるんですけど、子どもを生む人も生まない人も、子は宝と思えるような子育てしやすい国になってほしいなと思いますね。
第7話 三歳半健診(2)への応援コメント
相談結果に絶句してしまいました。これは、あんまりですね……。
自治体によって細かなやり方は違うでしょうが、おそらく個別の相談で詳しく心配を聞き、こどもの様子を見て、専門機関に繋ぐかどうかを検討されたのだろうと思います。葵くんはよくしゃべるしやりとりできるし、発達に大きな遅れは無さそうだ、という意味での「問題ない」だったのかもしれませんが、お母さんがこれだけ心配している「落ち着きの無さ」は、簡単に「問題ない」なんて言えないだろうと……。
葵くんのお母さん、お辛かっただろうと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
自治体で働く方々も、悪意を持ってやっているわけではないところが興味深いんですよね。限られた人手と時間で、できることをやるしかない。入れ替わりやってくるお母さんと子どもたちの相手をして、希望者には予約枠がいっぱいの専門機関を紹介する。保健師のすみださんはきっと、今までの経験から、葵君は成長と共に育てやすくなる側の子どもだと予測していたのだと思います。ただ、そうなってくれるまでの話し相手をお母さんに用意できたらいいのにな、と思いながら書いていました。
第5話 咲良ちゃんのお母さん(2)への応援コメント
凄くリアルな作風で、自分の家の子育てのしんどい部分を思い出し疲れするので正直コメントはしにくいんですが。
他の人からの視点を入れることで、主人公が単に「被害者」「悲劇の人」というわけではなく、「いい所もあり至らぬ所もある、普通のお母さん」なんだと分かる構成は非常に上手いし、客観的な視点を持って書ける作者なんだなあと思えます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「葵君のお母さんの見え方が、相手によって変わる」というのはかなり意識して作り込みました。
実は私も、うっかり読み返すとしんどくなるので普段はそっとしています🤣
第3話 スーパーへ行くだけ(2)への応援コメント
胸に迫ります……。
背中に添えられた優しい手。その温もりは、その一瞬だけじゃなくて、記憶の中でずっと慰めてくれる。
365日休みなく頑張り続けるお母さんには、本当に頭が下がります。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
見知らぬ人からの優しさで心を温めたかと思いきや、帰宅すると現実を突きつけられるというリアルをとことん追求しました。
プラナリア様のおっしゃるとおり、ふとしたときに優しい手を思いだして、また心が温かくなる、それをずっと繰り返すので忘れないんですよね。
プラナリア様のことは、イカワ様を通じて教えていただきました。またお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。
第3話 スーパーへ行くだけ(2)への応援コメント
仕事しながらワンオペで子育てしてた頃を思い出し、胸が詰まります。こんなに大変な子供ではなかったけど、泣きわめきながらリュックに掴まる子を引きずりながら買い物したなぁ…。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「泣きわめきながらリュックに掴まる子を引きずりながら買い物したなぁ…。」
情景が目に浮かびます……。子育てしてるのか修行してるのか、訳がわからなくなる日々の連続でした(汗)
完結のお礼ですへの応援コメント
ゆかさん、完結お疲れさまでした。
とても興味深く読ませていただきました。舞台だったらスタンディングオベーションで拍手を送りたいくらいです。以下はちらっとコメントを……。
・「ワンオペ育児つらい」ブームはすでに終わっている
いや、多分ブームは終わってないと思います。
ただ、カクヨムは若い人が多いので、文学っぽいものはあまり読まれません。エブリスタとかステキブンゲイの方がこういう作風は多めかもしれません。
・長編はよほど面白くないかぎり読んでもらえない
まあ、そうなんですよね。投稿して、さっと読んでもらえることはほぼありません笑
商業小説も営業の人が本屋を回って本を平積みにしてもらうのと同じように、営業回りをして読者を開拓することをお勧めします。つまり、自分でもあれこれ読んで回って、積極的にレビューしたり、応援マークを残していくことです。
自分の好きな小説であれば、似た作風の人がいたりするので読んでいただけることも多くなります。点数を上げるためだけの「読み合い」はどうかなと思いますが、自分と同じように頑張っているほかの作家さんを応援するのはいいことだし、勉強にもなるので、時間が許す限りいろいろ読んでいくといいと思います。
・第一話はくすっと笑えると読んでもらいやすい
ねー、そう書けるといいんですけどねー。これは私も勉強中です。
・下書きを作り過ぎるとわけがわからなくなる
同感。私はプロットが作れません。二度ほど試したんですけど、どちらもプロット書いた時点で小説を書く気がなくなったので止めました。
・やはり異世界転生や異能が強い!
これもそうなんですが、全部がそうなってもつまらないので、やはり書きたいものを書いていくのがいいと思います。
いろいろえらそうに書いてすみません。次の作品も楽しみにしています!
作者からの返信
イカワ様
初期の段階で見つけてくださり、応援もいただいて本当にありがとうございます!
絶賛していただいたレビューも、スマホを抱きしめて布団の中で悶え喜びました!
私のような新参者がレビューを書くなどおこがましいと思っていましたが、やはりコメントやレビューをもらえると嬉しいですね。まずはコメントで精度を磨き、レビューにも挑戦し、読者を増やす努力をしたいと思います。
とても丁寧にアドバイスをいただきまして感無量です。「異世界転生が強い」という私の言葉に「全部がそうなってもつまらない」というアドバイスに胸を打たれました。
イカワ様の応援マークのおかげでモチベーションが保てました。本当にありがとうございました!
第34話 初めての辞書への応援コメント
進歩……。子供って、成長するのが早いですよねえ。
作者からの返信
本当にそのとおりですよね。
教えることよりも教わることが増えてきた気がします。
少し前に「ナルトダンス教えたるわ」と言われ断りました。
第33話 なんで? なあ、なんで?への応援コメント
私は旦那をぶん殴ると思います……💦
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ぶん殴るべきは夫の方ですよね!
当時は自己責任論が幅を利かせていたので「こんな夫と結婚してしまった自分が悪い」と本気で思っていました。恐ろしや。
第21話 聖斗君のお母さん(3)への応援コメント
聖斗君のお母さんは人生苦しそうですね……😢
作者からの返信
コメントありがとうございます。
聖斗君のお母さんは、自分で自分の首を絞めてしまいましたよね。
良くも悪くもこういう生き方しかできない、色々あっても結局はしたたかに生きていくのだと思います。彼女が一番人間らしい気がしています。
完結のお礼ですへの応援コメント
こんにちは。初めてコメントいたします、凧カイトと申します。
『おかあさんだいすき』を最後まで読ませていただきました。一気読みでした。葵君が私の子どもたちにあまりにも似ていて、他人事に思えなかったからです。
我が子たちも本当に、言っても言っても理解できませんでしたね。1人はまだ3歳なので現在進行形です。興味のあるものには最短距離で手を伸ばす、ひっくり返って泣き叫ぶ、服もおもちゃも本も当然のように踏みつける。そして屈託のない「お母さん大好き」
長男は、落ち着き・遠慮・警戒心が皆無の子どもでした。これは絶対ADHDだ、と覚悟して臨んだ3歳児健診で、発達異常なしの判断が出たのも同じでした。ホッとした反面、「え、じゃあコレはなんなの?」と途方に暮れたのを覚えています。
次男は、長男よりはやや警戒心では勝るものの、癇癪持ちです。しょっちゅうお友達と取っ組み合いの喧嘩をし、保育園の先生から「満たされてないのかなぁ」なんて心配されています。「スーパーの床で寝っ転がって駄々をこねる子ども」を我が子で初めて目撃したときは、いっそ感動しました。
私自身の大雑把で楽感的な性格、そして、行き交う人も車も少ないおおらかな田舎で子育てしていることが幸いしたのでしょう。私は貴作の「おかあさん」ほど子育てに苦しまずにここまでやってこれました。それでも強いシンパシーを感じ、励まし合いたい気持ちでいっぱいになりました。とにかくお疲れさまでした。
思春期の入り口に立つ長男は、今は昔の姿が嘘のように物静かになり、次男はまだまだ放っておけばすぐいなくなりますが、いずれ兄のようになると思えば安らかに見守れています。
さて、子育て苦労話で1人で盛り上がってしまいすみません。
ここからは少しだけ、「書く側」としての意見を。偉そうでごめんなさい、でも、すごくもったいないと感じたので。
この物語を読み始めてすぐに、「あぁ、これは作者自身の物語なんだな」ということに気がつきました。真に迫る描写は経験者ならではのものです。
ですが、リアリティが高く登場人物と作者が容易にリンクする分、作者の思いが透けて見えた、と感じました。
ママ友たちや幼稚園の先生が「葵くんのお母さんって、実はすごいんだよね」と見直すシーンが続いたとき、「葵くんのお母さん」の裏に作者の影が見え隠れしました。「あぁ、作者自身がこう思われたかったんだな」と深読みしてしまったのです。
「自分を慰めるために書く」ということを、私もよくします。そのために書いていると言っても過言ではないくらいです。でもそれを公開するとき、作品が独りよがりになっていないか、そこには細心の注意を払っている、つもりです。
思い入れが強すぎるが故に、ときに登場人物は作者の分身となってしまいます。子育てと同じように、一度腹を括って手放してみるのもいいのかもしれません。
勝手なことを長々と書いてしまいました、申し訳ありません。
あくまで一個人の意見です。合わないものはスルーしてください。
よい作品を読ませていただきました。ありがとうございます。
これからのご活躍を応援しています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。前半の「子育て苦労話」に、首の筋を痛めるほど頷きながら読んでいました。もしや凧カイト様の長男君は、他の子よりも少し賢いのではありませんか。ガリ勉と言うよりも、非常に失礼な言い方になりますが、未完成なギフテッドのような感じではないでしょうか?(うちの長男はその気があります。全然嬉しくありませんが)
コメントの一部を引用させていただきます。
「リアリティが高く登場人物と作者が容易にリンクする分、作者の思いが透けて見えた、と感じました。(中略)「あぁ、作者自身がこう思われたかったんだな」と深読みしてしまったのです。」
まさにおっしゃる通りです。
私は、子育てをする他の母親と同じく、承認欲求の塊です。母親が承認欲求の塊になるのは、子育てが無休、無給、無償の愛が当たり前であるために、ほめてもらう機会が少ないからだと考えています。私の場合は、仕事やママ友との会話から遠ざかっていたために、その欲求を解消できませんでした。それを初めて解消できたのが「おかあさんだいすき」です。
数日前から改めておかあさんだいすきを読み返しているのですが、「わかったわかった。あんたがすごいのも、頑張ってるのもよくわかったから。ちょっとしつこいから、みなまで言うな」と思える描写を、少しずつ削りながら修正しています。
子どもから少し距離ができた今になって読み返すと、卑しく思えてくるようになりました。でも、レビューを頂いた方に失礼になりますので、削り過ぎないよう努めています。
一度腹をくくって手放してみる、ですね。痛いところを突かれました。
いただいたアドバイスは、心の中にとどめます。でも、手放すのは、まだ、できそうにありません……。
繰り返しになりますが、前半の苦労話に「私だけではないのだ」と、心が楽になりました。コメントをいただき、とても嬉しかったです。ありがとうございます。