第2話プロローグ

 善なる神々の中の一柱が教えてくれた、“愛とは存在する事だよ”と。


 私達は誰もが皆、この宇宙全体を創造した“始源の超神”によって生み出されて来た。


 “始源の超神”は“生き物”や“現象”、そして“霊なる者”を創造する際に、その存在に最も相応しい在り方や姿をイメージして次々と創造を行っていった、“出でよ”、“生まれよ”、“有れ”と言って。


 その際、“始源の超神”は己の感性や知識をフル稼働させて全能力を集中させ、精神力と生命力を削りながら存在達を生み出して行ったのだ、そこにありったけの暖かさと愛情を込めながら、一切妥協する事も無く。


 こうして生み出された存在達はだから、全て“始源の超神”の“誠意と愛情の発露”であり“祈りと真心の顕現”とでも言って良いモノとなった、故に存在する事こそが愛なのである(“神の愛の証”なのである)。


 そしてだからこそ。


 この宇宙に生きとし生ける全ての霊なる者達は、互いに等しく愛し愛されなければならない、愛し合わなければならない。


 それが“宇宙の法”であり“宇宙の愛”なのだ。


           名も無き者の教訓。

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