第3話軍神 異世界に着く
-------ガタン!-------
音と共に目覚める…
起き上がり、周囲を見渡す…
五十六は自分が輸送機内にいることを直ぐ様理解し、窓から外をのぞく…
「麦畑か…」
そして…ある事に気付く。
「あれ?こんな声だったか?」
身長も縮んでいる様な気がする。
直ぐ様、自分の姿が確認できる物を探し、床に落ちていた手鏡で姿を確認する…
そこには、見知らぬ顔が映り込んだ…
白髪で紫色の目をした美少女…
「はっ?え?えぇぇぇぇぇっっ!」
慌てる元五十六は手鏡の裏に紙が貼られている事に気付く。
「なんだ…これ…」
-------パラッ…-------
それは転生させた神からの手紙だった…
内容はこうだ…
元帥海軍大将さんへ
貴方にはこの世界で行きていくために名前を与えます、私の好みどとりに作りました!
名前:クルース・クリーガン
年齢:15歳
身長:1.5m
以上!神からでした!異世界楽しんで!
と…神が書いたとは思えない内容だ…
【五十六は美少女に転生した】
「ははは…こんなのってないよ…あんまりだよ…」
クルースは少し落ち込むが…
「まっ…まぁ!2度目の人生をもらえたんだ!感謝はしないとな。」
と、前向き開き直る。
すると…突然…
「おい!中にいるのは誰か!ここは、ミネロー公爵領の麦畑であるぞ!」
クルースは急いで窓から外の様子を確認する
麦畑の中に西洋風の甲冑を着て馬に乗った兵士達が四人編隊を組いま中にいるクルースへ呼びかける…
(そりゃ…自分達の麦畑の中に巨大な物があったら怖いよな…)
クルースは敵対されない様に、ゆっくりと扉をあけ、兵士とコンタクトをとる。
「勝手にすいません、信じてもらえないかもしれませんが、ココが何処か分からないんですよ。」
「取り敢えず、君が攻撃しない限り、我々は君に危害を与えるつもりはない!取り敢えず、降りて話そうじゃないか!」
その言葉を聞いたクルースは、前世で自分が愛用していたM712を腰のベルトに吊るしドアから降りようとするが…
「あのーすいません!こっちに来てくれませんかね?」
クルースが兵士を呼ぶ。
「なんだ?どうした。」
2人の兵士が馬から降り、駆けつける。
「すいません、降りるので支えてくれませんですかね?」
「えっと…分かった、手伝おう」
クルースは輸送機から降りるのを兵士に手伝って貰った。
「ふぅ〜ありがとうございます。」
クルースは兵士にお礼を言う。
「いえ〜それほどでも。」
「おい!一応気を抜くな、侵入者だぞ。」
「すいません、騎馬長…」
クルースが騎馬長に場所を尋ねる。
「ここ、ミネロー公爵領って言うんですか?」
「あぁ…その通りだ。貴様は何者だ?」
「クルース・クリーガンです。」
「なるほど…取り敢えず聞いてもいいかな?この大きな馬車?家?は何だ?」
騎馬長はこの一〇〇式輸送機が凄く気になっているようだ。
「これは…飛行機と言う空飛ぶ乗り物でして…」
「なるほど…」
「まぁ…それ以外は特になにも…」
「敵対意志は無いんだな?」
「勿論!」
「なるほど…では、コッチへ来てくれ。」
騎馬長が手招きする。
「コレからこの領地を治める、ミネロー公爵様にあっていただく。」
「へっ!?どうしてです?」
「公爵様は君に興味が湧いたらしい…」
クルースは異世界にきて直に貴族と会うことが決定するのだった…
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