第24話 今日はどこに。
今日も朝8時集合だ。昨日のように朝ご飯を食べて準備をしてホテルを出てきた。
今日はどこに行くのか。今日に関しては全部柊に任せていたので俺は知らない。
柊に連れられて着いたのはレジデンツだった。
レジデンツはドイツ最大の都市宮殿と言われている。
バイエルン王国を統治していたヴィッテルスバッハ家の公邸で、1385年に要塞として造られた建物は何世紀にもわたって改築され130の部屋と10の中庭、教会や劇場を備えた荘厳な宮殿へと変貌を遂げたらしい。今では、この建物は博物館として公開されていて、彫刻や絵画、アンティークの調度品で装飾された豪華な居室。ドーム型の天井一面に見事なフレスコ画が描かれた、長さ約66mのアンティクヴァリウムなどを見学できるらしい。モーツァルトのオペラの初演の舞台となったキュヴィリエ劇場。バイエルン王の王冠などが展示されている宝物館。美しく手入れされた宮廷庭園なども見どころらしい。目の前でガイドの人が話していた。
「勉強になるでしょ。それにキュヴィリエ劇場を一回見てみたかったんだよ。宝物館にも興味あったしね。」
確かに詳しいことまでは知らなかったので勉強にはなった。確かにきれいだ。ただ、昨日今日で宮殿を見ていたので柊はそんなに宮殿が好きだったのかと思った。
レジデンツを見た後は、そのままバイエルン国立歌劇場に連れていかれた。レジデンツからそう離れていないため、連れていかれるのだろうなと思ったら案の定連れていかれた。
そしてここに来ると、今度は柊が熱弁し始めた。
「ミラノのスカラ座、ウィーン国立歌劇場と並んで「ヨーロッパ三大歌劇場」と称されていて、ドイツを代表する歌劇場。1653年に当時の王の威信にかけて創立されて以降、350年以上にもわたり世界最高レベルのオペラを上演し続けていて、モーツァルトの「イドメネオ」やワーグナーの「ワルキューレ」など数々の名作を初演してきた伝統も持ってる。特にルートヴィヒ2世の時代には、彼に寵愛されたワーグナーが、こちらの歌劇場から多くの作品を世に出したことでも知られている。またギリシア神殿を模した壮大な外観や、内部の装飾にも注目。シンプルな装飾ながら豪華絢爛な雰囲気に包まれたホールや、天井の巨大なシャンデリアは見事なんだよ。」
いや、長いし、詳しすぎないか......?そんなに好きなのか。偏見か?流石に偏見だな。すまなかった。柊…。
そしてオペラを聴いた後はマリエン広場に連れてかれ、そこでも説明を聞かされた。いや......結構ガチ勢じゃないか…?柊。さっきからすごく細かく説明してるし…。
「マリエン広場は、ミュンヘンの中心部にあって、政治、経済、文化の中心地。そして観光スポットでもある。12世紀の頃から栄えてきたこの広場は、歴史的な建造物が立ち並んでいて、中央にある高さ約11mの柱の上には金色とある像が掲げられている。この像は17世紀に造られたもので、現在もミュンヘンにある標識の距離表示の起点となっている。また広場に面して立つ新市庁舎の塔には大きなカラクリ人形が設置されていて、動き出す時間になると多くの人たちでにぎわう。旧市庁舎の建物はおもちゃ博物館に改装されていて、観光客にも人気のスポット。マリエン広場からのびる通りには、デパートやブティックなどの店が並び、ショッピングにも最適。だから、また買い物をしよう!お店をのぞきに行こう。いいものがあったら買う方針で。」
「またか…。別にいいぞ。」
「なーら決まり。じゃぁ、行こう。」
そう言ってあんまり買うつもりがなかったはずの俺はいいものを見つけて買っていた。柊も見つけたらしい。護衛の者たちも人それぞれで見つけていたようだった。
今日はそのままホテルに戻り、身支度をして寝た。明日でドイツに宿泊すのは最後だ。明後日には、オーストリアのウィーンに行く。そう考えているといつの間にか俺は眠りに落ちていた。
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