恋愛に対する戸惑いと、自分自身を見つめる視点が素直な言葉で描かれていて、とても印象的でした。「好きってなに?」という問いかけが切実で、その答えとして語られる親友の言葉があたたかく、読み進めるほどに心がほぐれていく感覚があります。恋愛の話でありながら、同時に友情の物語でもあり、「親友」という存在がとてもやさしい余韻を残しました。
真面目な主人公が自分の恋について考えるというお話です。主人公の親友の言葉が的を得ている感じがして、読み応えのある作品でした。