王国一の魔法学園を、不名誉な追放で去ることになった若き戦術魔導師――ルーサー・セオドア。
しかし彼は屈しなかった。
守るべき人を守り、信念を貫いた末の追放ならば、それは誇りだ。
そして彼は今、王都を離れ、辺境の地へと旅立つ。
新たな任務は、雪深きマーティン子爵家の「ある令嬢」の家庭教師。
だが、彼を待ち受けていたのは、光の魔術を一切使えず「役立たず」とさえ呼ばれる、ひとりの可憐な少女――テレサ。
孤独と劣等感に沈みながら、それでも「誰よりも努力する」と懸命に笑うその瞳が、ルーサーの心に火を灯した。
「咲かない花」などではない。
彼女の魔力の本質を見抜いた時、ルーサーの戦術が世界を覆す。
これは、追放された天才と「困った姫」が歩む、
常識を覆す逆転の育成物語。
王都の政治に翻弄され追放されたルーサーが、辺境の地で真の「才能」と出会い、その価値を見出す過程が感動的に描かれています。
最大の見所は、ヒロインの一人、テレサが、自身の「闇」の力を受け入れ、「誰かを守るため」の力へと昇華させるシーンでしょうか。
光の貴族としての理想と、自らに宿る規格外の力との葛藤を経て、彼女が自分だけの「正義」を見出し、最強の戦術兵器として覚醒する姿は、圧巻の一言に尽きます。
メイドのシャルルもまた、秘められた実力と忠誠心を発揮し、テレサと共に成長していく姿が描かれています。
剣と魔法、異世界転生、規格外の主人公といった王道ファンタジー要素に惹かれる読者には特にオススメの一作です。
タイトルのキャッチーさに騙された皆さん、こんにちは。
王道育成モノ、追放モノでありながら、内容はシリアス充填。とてもボリューミーです。
光と定められた家で、闇に定められた令嬢。
主人公にして、優れた戦術眼をもつ天才ルーサー。その優れた戦術眼が、かえって仇をなし、幼馴染みを守るとはいえ追放されてしまいます。
そんなルーサーの次なる就職地となったのは……魔王領との国境を守る辺境のマーティン家。そこで決定的な出会いが待っていたのでした。
ということで、作中の所々に少しエロティックな感覚を潜ませながらも(調教など)物語は重厚で王道でストレートにまっすぐ。
物語は序盤の師弟愛を確認するターン。
これから、あらすじにあるような要所が待ち構えているわけで期待大!
個人的にはメインヒロイン(13歳)と幼馴染みヒロインの関係も気になるところ。
闇に祝福された令嬢、恩師の愛を受け運命に立ち向かうヒロインファンタジー
王国を揺るがす、この麒麟児を。
刮目せよ!