第6話
「あー、多分俺だねー。自分で言うのも中々恥ずかしいけど…」
んんん!?何だって!?
私はまだ失神させられた後遺症残ってるのか?
上手く頭で処理出来ないんだが…
「長年片想いだったんだけどねー。何とか手回ししてやっと此方に気持ちを向けさせられました〜!てへっ」
「はあ…おめでとうございます…」
BLかよ。謙人が無理だって言った訳だ。
「最近やっと両思いになったんで邪魔したら全力で潰すよ。」
「私も命は惜しいので、心から祝福致します…」
「まあ手口は佐倉さんにも通ずる所が無きにしも非ずで…詳細は聞かないでね!企業秘密」
「はあ…まあ知りたくもありませんよ…私誰かを本気にさせる気にはならないんで…」
「まあ、手段を選ばないて言う意味では俺と佐倉さん似たもの同士ってかな。気が合うと思うからさ、仲良くしてよね!俺の事務所の方も宜しくね!活躍期待してるよ!」
多分断ったら笑顔で竹刀で急所付きまくられて半殺しとかにされそうだな…
○○○○○○○○○○
それから荒木先輩は卒業して無事探偵事務所をオープンさせた。
私はまだ学生だが、もはや脅迫とも言えるお願いを受けてバイトに入っている。
「佐倉さーん、今回も浮気調査なんだけどねー、何とか上手く相手にGPS仕込んどいてねー」
探偵と名前を聞くとカッコいいけど実際は浮気調査が殆どが現実だ。
地方の有力者の遺産相続での殺人事件解決や池にV字に足が突き刺さってるような怪奇事件などの案件は無い。
此処での仕事はハニートラップ紛いやら、詐欺師紛いの嘘八百で情報を引き出したりやら、最悪依頼者の都合の良い方向に持って行くため敢えて不倫現場を撮影させる為に根回しをしたりやらで、やり口も正直グレーゾーンな物が多くてヒヤヒヤする。
何だかんだで荒木先輩に能力をかなり気に入られてて、正直余り嬉しくはない。
この先ここで就職になりそうだ。
あと、どうしても我慢ならんのが…
「岩見おかえりー!お疲れー!」
「荒木仕事どう?」
「佐倉さんが頑張ってくれてるよー」
って人目を憚らずチュッチュすんなや!
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