ランノハナが咲く頃に

星クロ

第1話 蘭の花が今は綺麗に咲く

 疑う事が弱さなら、信じる強さが美しい事を証明してみせよう。

 正解も不正解も無く、答えがないのが答えになってしまうこんなモヤモヤも自分の答えに真っ直ぐに生きよう。

 何があっても、弱さを認めて向き合い、前に進むこれからの人生の糧にしよう。

 僕は君が笑顔で居てくれるならそれでいい。

 美しく、純粋無垢なその笑顔で

 また出会える日が来るまで、自分に負けない。

 心が冷たくなろうと、苦しむ夜があろうとも、それが愛する事だと知り、疑う心を恥じた。

 君からもらった一言一言を覚えている、優しく暖かい言葉達や、君の表情も全て覚えてる。

 この世界で君にだけはいつまでも優しい人でいよう、僕にしかない優しさの強さを信じよう。

 救われる言葉があれば、人は強くなれる事を、教えてくれた。

 煌めく貴方の視線も、触れれば消えそうな貴方の声も、何よりも明るい貴方の笑顔も、確かにそこにあった何かを信じよう。

 君の歩幅と僕は歩幅が合う時に、また一緒に歩こう。

 確かに重なり合った時の中で、ちゃんと感じられたそこにあった何かの答えをこれから見つけよう。

 ゆっくりゆっくり

 二人だけの速度で、誰にも邪魔されず、一緒に歩いたあの道をもう一度歩こう

 もう二度と離すことはないと約束しよう。

 きっとその時が来る。

 君は笑って居るだろう

 僕も笑って居るだろう。

 君が笑ってない世界はこの世界が間違ってると証明しよう。

 何よりも、真っ直ぐに生きてみよう。


 丁寧に大切に、レースのカーテン越しに優しく光を当て、腐敗をさせぬ様にしっかりと風も与え、適切な温度を保とう。

 この想いも同じ様に

 心の中にランノハナが咲く頃

 もう一度君に会いたい。

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