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【読切一話】 少女、あるいは崩壊のアンサンブル

【読切一話】 少女、あるいは崩壊のアンサンブル

ねね

おすすめレビュー

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★★★
★4
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • TERU
    505件の
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    ★★★ Excellent!!!

    「読後、しばらく呼吸を忘れる一作」

    一言で言えば、「美しさと狂気の二重奏(デュエット)」。

    冒頭からラストまで、語り口はどこか静かで淡々としているのに、内容はあまりにも残酷で鮮烈。
    しかし不思議なことに、読み進めるほどに“美しい”という印象すら抱いてしまう。それは文章のリズム、語彙の選び方、余白の作り方によるものかもしれません。

    罪に染まり、魂を喪いながらも「お父さん、お母さん、会いたいよ」と涙する少女の姿には、人間の矛盾と弱さがにじんでおり、単なる悪役にも被害者にも収まりきらない“人間という存在の難しさ”を感じさせます。

    輪廻を通じて繰り返される無垢と破壊。その構図はまるで宗教画のようで、読後には深く静かな余韻が残りました。

    重いテーマを扱いながら、読ませる力が非常に高い作品です。読んでよかったで

    • 2025年11月15日 16:42