第3話 占いを始めたきっかけ
占い。
まぁ……小学生の頃の少女マンガの付録に付いてきたタロットにドキドキワクワクしたりもありましたし、近所のお姉さんがタロットで占ってくれたこともありました、が、自分でやろうと思ったことは大学生になるまでありませんでした。
なんで始めたかと言えば、自己紹介を兼ねるのですが、私は大学で心理学科を出ておりまして、趣味が読書なので大学図書館に入り浸って、心理学コーナーを読みあさっておりました。それで私自身はフロイトからの流れのメラニー・クラインの対象関係論を専攻していたのですが(簡単に言うと精神分析。ただ、学科の実習では基本的に統計とか実験とか心理テストのやり方なんかをやってまして)――
まぁこのC.G.ユングがですね、錬金術と絡めた本、特にタロットと絡めた本を書いておりまして、そこではたと興味を抱いて、タロットを買いに神保町へと出かけたのが若かりし頃の記憶です。そこ、魔術書(カテゴリとしては幻想文学)だとか、タロットとか、そういうのを扱ってる古書も新書もあるお店だったのですが、そこで人生初の自分のタロットデッキを購入しました。マルセイユ版です。
それでユング心理学の本に記載されていることと、カードを一枚一枚あわせて見ていって、なるほどぉ、タロットって無意識の表象をひっぱりだすものなのかなぁなんて思ってました。この時はまだ、「占いをしよう」と思っていたわけではなくて、「心理学の本の理解を深めよう」と思っておりました。
そんなある日、心理占星術の本が近場にあるのを見つけて、開いて見たら、私が購入したタロットの「力」のカードと、黄道十二星座でいう「獅子座」の、双方の象徴が類似している(モティーフが同一、意味合いも近い)というようなことが書いてありまして、そこから西洋占星術にも興味を持ちました。
でも、当初タロットはこの頃には、勉強だったはずが何故なのかやり方も覚え占える状態になった――というのは、言い方悪いですが簡単だった……のに、西洋占星術が難しすぎてわからず。うーんうんうーんと唸っていたら、ある翻訳の本がめちゃめちゃ分かりやすくて、それまで国内の本よんでたんですが難しすぎて分からなかったのが、その本はガチの初歩で書いてあったので、ようやっと西洋占星術のホロスコープの見方を覚えた次第です。
これでさらに心理学の造型が深まるぞ! とは……残念ながらならず、この頃から古典の錬金術書と魔術書(どちらも幻想文学カテ)を読み焦るようになって、エリファス・レヴィとか読んでました(近年再版されたり新刊でて泣いて喜びました)。
元々お香やアロマ好きだったのですが、タロットを清めたり、きちんとした布の上で毎回カードを読み解いたりと、どんどん嵌まっていきました。
それでバイトとかじゃなく、遊びに来たサークルの先輩同輩後輩らに、お試しで当たるも八卦当たらぬも八卦で占ってみたり(恋愛、結婚、妊娠ぶち当てって数年後に驚かれたり、今は占いませんが事故当てちゃったりしました)してはおりましたが、これでマネーを貰おう的な発想は一切無く、大学卒業と同時に会社員になった時、一旦止めました。
が。
ちょっとプログラム覚えて、お遊びで十二星座占いのシステム作って遊んでた頃に、当時AMATE○Uというホロスコープを算出するフリーソフトがあって、それを見つけ(なおXPまでで終了で、今はないですね)、日々のアスペクトと惑星移動を、自分用にlived○orブログにまとめていたら、閲覧数がちょっと結構すごいことになりまして、実はこの頃に最初に、「あー、みんな自分で占うの好きなのかも?」って思ったりしました(今思えば、まさに今の世情ですよね)。
さてその会社を退職しまして、その後色々したのですが、精神保健福祉士の専門学校へと行きまして。そこではウィニコットなどが取り上げられて、ここからまた心理学にちょっと触れるようになりました。そこでタロット再び、という感じで、この「その後色々」の部分で、実はN野やS区で、占いバー的なものっというかカフェ的なものというか、どっちもというかがありまして、そこにふらっと入って500円鑑定で、かつ定期的に占い師の集まりあるなど聞いて、ひそやかにバイトをしたりしたのが、マネーを貰った最初です。
なお、この専門学校のあと、私は実家に戻りまして、そこで魔女術をやってるやスローライフで間違いないですが、どっちかというとかなりの田舎暮らしをしている次第です。魔女術は、まさに専門学校時代のちょい前くらいにはまりました。スパイラル・ダンスとかお気に入りでした。他にもっとお気に入りあるんですが、魔女術の本って「魔女術」とか「魔女図鑑」とか同じ名前が多くて、まぁ占星術もそうですが……ご紹介はいつか。
まだ読んでないけど最近は魔女術の教科書的な本もあるみたいですね。私の頃は、S件で魔女の集会あって、誘ってもらったけど行けなかったりとかがあった感じでした。今もやってるのかなぁ?(怪しい宗教とかセミナーとかでないです。みんなで夜ご飯を食べお酒を飲むという集まりのようです)してこの魔女術もまた、タロットを用いた
さて、実家に戻りまして、当時ココ○ラというコミッションサイトは、占いに無料枠がございまして、正直暇だったので無料占いをしてました。これが好評で、調子に乗って占いの電話サイト的なのとかに応募したら、選考通ってバイトしてた感じです。なお今も無料鑑定、たとえばこのエッセイのトップのコメ欄の他、Xなどでも時々やってます。
ただ有料でも無料でも、私自身はあんまり関係なくて(気分も大きくて)、なんか急に熱が冷めたり熱が入ったりする存在です。ただ猛烈に占いがやりたくなるときっていうのがあって、そういうときは大体星模様みてると、そういう流れなんだろうなぁってなります。
星の方は、基本的には古典的な西洋占星術なんで、自分の運勢も見れます。ただ最近、現代占星術の勉強を改めて始めたのですが、そっちでは必ずしも見られません。ちょっと個々人の感覚要素多い書籍が多くて、これ経験談で統計じゃないよなぁってのが多いので、どっちかっていうとまだ心理占星術の方が統計的かなと思います。ホラリーとかマンデンも。西洋占星術の取り柄って統計だと思ってただけに、今の柔軟性、さすが風の時代だわ的な方向性が、びっくりしつつ面白くて、占星術にちょこちょこ春先くらいから力入れるようになってます。スターナビゲ○ターのproの算出システム使ってます笑
他方タロットは、猫を飼っているので、危ないのでお香やアロマを一切やめたのですが、馴染んだデッキ(神保町で買った物と同じ種類の二代目)のせいなのか、すごくしっくりきます(昨年も妊娠当てましたが、妊娠も身内かリアル友人以外占いません)。ただ偶然あたったりとか、話聞いてて無意識に予測したとかもあるんじゃないかなぁって思ってます。
今、マルセイユ版じゃなくウェイト版始めようとしていて、ちょっと勉強中です。あとルノルマンカードも勉強してます。ただルノルマンカードは、事故も病気も期間も露骨に出る印象で解釈怖いんで永遠に勉強中な気がします。タロットと占星術も永遠に勉強するものですが、こちらは一応年単位でやってきてるんで、まだリラックスして出来る感じです。
そんなこんなで、これが私の前提となります。
繰り返しますが、元々心理学の本の理解を深めたかった、が出発点なので、当たるも八卦当たらぬも八卦といいますか、自分が無意識に考えたことを引き出す糸口にしているというのが正しいので、その考えを回答としている以上、あくまでも直感とかはあるにせよ、霊感タロットではないです。なので当たらないこともいっぱいあるだろうと。霊感タロットが悪いとか、当たるとか、ではなくて、あくまで私の場合の話です。ただポジティブに背中を押せる/押してもらうために占いはあると思ってるので、ネガティブな結果が出た場合は解決方法をセットで占うようにしてます。
つらつら書きましたが、このような感じなので、どうぞ宜しくお願いします!
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