第2話 そして、全ては死滅した・・・
私は美少女高校生、藤間マキ。
男は皇帝アレクサンドリアというらしい。
「私には、大会で優勝する使命があるわ。『皇帝』とか言ってる馬鹿に用はない」
「では、俺と戦うか?」
「殺してでも、もっと別のイケメンにぶつかるわ!」
私は背中に提げた”菊一文字”を抜き切った!
殺人罪よりも、パン咥えランニングぶつかり選手権でイケメンにぶつかる事が優先!
「マキちゃん、それは止しなさい」
パン咥えランニングぶつかり選手権の仲間で、委員長の涼子が言った。
「涼子ちゃん!? 私には使命が・・・!」
「そして、世界は死滅したのよ」
一瞬にして、全ては灰色の荒廃した世界に変わった!
「な!? 何が起きた!」
皇帝・アレクサンドリアは呻いていた。
「驚いた?涼子ちゃんは、メガネ委員長のくせに、『言ったことを実現させる』という超能力があるの! 眼鏡の委員長の分際で・・・眼鏡委員長にしては、実は胸が大きいし能力も強いし、案外と人気者なのよ」
「お前、友達への酷い偏見・・・というか差別心だな、もはや」
アレクサンドリアは呆れていた。
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