この物語の主人公である軍警察官のロベルトは、衝撃的な事件で幼い頃に家族を失う。
父が突然母と妹を撃ち、自らも命を絶ったのだ。
確かにそれは事実なのだが、その事件の直前まで、家族は楽し気に夕食を囲んでいた。
そんなことが起こるわけないのに、まるで何かに操られたかのように、父が事件を起こしてしまう。何のきっかけも前触れもなく、だ。
そのような衝撃的な物語のスタート。
唯一生き残った主人公は心の傷を抱えたまま大人になってしまう。
そんな彼はとある事件をきっかけに、謎の美髪の美青年カーティスと出会う。
実はカーティスは、異能者で構成されたマフィア組織リストレットの幹部だった。
そして彼は、ロベルトの家族の死の真相を静かに語り始める。彼とロベルトは「はじめまして」のはず、なのに。
一見、何の関係もなさそうな2人、でも、本当は複雑に仕組まれた出会い。
ここから物語は一気に動き出す。
いや、この物語、本当に面白い。
一気に読んでしまう。
登場人物が皆、魅力的。悪役すらも魅力的。
そして、この先、どうなる?
事件の真相は?
ロベルトの心の傷は?
カーティスの真の目的は?
気になることだらけの物語だ。
続きは、本編で!
地中海に浮かぶ島国、サン=フォルティス共和国。
軍警察官のロベルトは、幼き日に家族を亡くした。
突然、父親が拳銃で母と妹を撃ち殺し、そのまま自殺したのだ。
大人になったロベルトは生き急ぐかのように過酷な任務に没頭していた。
ある日、銀行強盗犯を追っていたロベルトは、情報を求めて現場にいた青年を訪ねる。
彼の名前は、カーティス・オルブライト。
ストロベリーブロンドの髪にスーツ姿のその青年は、この島の二大マフィア組織の一つ――〈リストレット〉の幹部だった。
カーティスが言うには〈リストレット〉は特殊な力を持つ異能者たちで構成され、島の異能者による犯罪を取り締まっているという。
にわかに信じられないロベルトだったが、カーティスはロベルトの家族が亡くなった事件も異能者による犯行だと告げてきて……?
家族の仇を討つために〈リストレット〉と手を組むことになったロベルトの運命とは!?
散りばめられた数々の伏線が少しずつ回収される気持ちよさを、ぜひ珈琲を飲みながら味わっていただきたい一作です。
ミステリーとしても楽しめる、彼らの復讐劇をぜひ見守ってください。