揺れる心と小さな勇気が丁寧に描かれていて、読み終わると胸があたたかくなりました。誰かを選ぶことの怖さや迷い、でも「このままが一番嫌」という一歩の感情が、屋上の風景と重なって優しく響きます。甘さだけでなく、痛みや未練も抱えたまま差し出すポッキーが、とても心に残りました。
こちら、前作からの続きになっているのでそこから読んでいただくことをお勧めします!ポッキーの日にポッキーゲームする……なんと可愛いのでしょう。だけど彩衣ちゃんにとってはほろ苦い思い出もあるようです。そんな彼女を長い間見てきた“彼”。その“彼”の存在が彩衣ちゃんを救う瞬間、尊いですね。ふたりのこれからを見守っていきたいです。現役学生さんの描く甘酸っぱい青春を、ぜひ見ていただきたいです。
真っ赤な鼻、白い息ここの表現の時、情景が一気に神々しくあぁ青春だなと感じました。楽しかったです。ありがとうございました!
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