第13話 父としてへの応援コメント
ここまで、重たい深みまで連れていかれるとは思いませんでした。
ひえ~(汗)
冒頭の瑠知亜への気持ち。
「愛せるか不安だった」という正直な不安と、そしてその後もう大丈夫だと気づく流れにほっとしました。
雪絵への想い……ええっ?!まだくすぶっていたんですか!(涙)
ここが一番、読んでいて辛かったです。
感情ってしかたのないことなのかもしれませんが、もちろん裏切りとも思わないですが……
忘れられたらどんなに楽か……
自分の中で処理しようとする姿が苦しいです。
父・祥一郎殺害事件が再び掘り起こされ、雪絵の残した記録が意味を持ってくる流れ……魅せてくれます。
ここにきて交友関係記録が生きてきました。
彼女は確かに歴史を動かした一人だったのですね。
父は幸せだったのだろうかという問いは物語全体の問いでもある気がしました……。
ああ、全員幸せになってほしい……。
作者からの返信
ここで、暗い展開を一気に乗り切ろうと思って、色々と入れ込みました。
(商船の乗組員返還とか、なかなか盛り上がらないですから)
自分の子ではない子を育てながら、実子が後から生れたら、
きっと思う所はあるんだろうな。
そう思っておりまして。
淡い恋を抱いた、名も聞けなかった女性が、自分の父親の子を産んだとしたら。憎さは何倍にもなるのではないかとか。
随分と年上の父と、子供が出来るような事をしていた訳なので、当初は、心中は穏やかではなかった筈。とか。
そんな葛藤を飲み込んで(乗り越えてはいない)実子を抱いた。しかも自分で取り上げたから、愛しさもひとしお。
それでも、瑠知亜を可愛いと思える自分が居て、おまけに許嫁に取られるのがイヤ(嫁に出すのが現実的に見える)なのですよ。想い人の面影にドキッとして。
娘の結婚式なんか考えたくない父親ですね。
いいお父さんになってくれてて、嬉しいです。
第12話 新しい命への応援コメント
出産シーンだと予想し、身構えました(;´・ω・)
陣痛の描写も緊張しました。
祥樹の慌てぶりも、いつも頼れる当主でありながら、いざ妻が苦しみ始めると完全に素人で、おろおろしてしまう姿がとても人間らしくて、ふふ。
「もうすぐ産婆が来ますよ」と繰り返すしかないところや、何をすればいいのか分からずに必死な様子が、かえって彼の誠実さを感じさせました。
そして、出産の瞬間。赤ん坊の頭が出て、産声があがるまでの流れ……
「あ、生まれた!!」と自然に思えたのがすごかったです。
祥樹が両手で受け止めた赤ん坊を、呆然と見つめる場面は、本当に美しくて、命の重さと温かさが伝わってきました。
感動でした……
赤ん坊を見た瞬間に「跡継ぎ」という言葉が頭をよぎっていましたね。
喜びと同時に、責任や立場を意識してしまうところが、この時代、この家の当主らしいです。
最後の、祥樹が千弦に「ありがとう」と伝える場面が、とてもあたたかかったです。
千弦の嬉しそうな笑顔と、額への口付けで締めくくられるラスト、素敵です。
毎回素敵です!って書いてしまっている気がしています(/ω\)
ああ、語彙力がないですが、本当に素敵でした。
作者からの返信
いつも、とても丁寧な感想を頂いて、
晴久さんのコメントがとても嬉しいです。
ありがとうございます。
実は、私、2人目の孫の出産の時、自家用車の後部座席で、赤ん坊を取り上げました。渋滞で産科に間に合わず。携帯で助産師さんに状況を説明しながら挑んだお産は、心臓バクバクでした。
まんま、このシーンに出しました。
生れてすぐの赤ん坊が、尊くて……。
すごい経験をさせてもらいました。笑
第11話 信じられるかへの応援コメント
「この国の警察組織が、信じられるか……?」……
父の死、警察への不信、自分の判断が正しかったのか分からない不安。
幡侯爵という立場の重さもあいまって……読者も辛い。
千弦の言葉はいつも素敵ですね。
「経験は借りればいい」という温かい提案。
良い奥様です(●´ω`●)
弱音を吐ける場所がちゃんとある、というだけでほっとしますしね。
ふたりの甘い雰囲気大好きです(≧▽≦)
「子供はオマケでいい」「あなたが無事でいてくれれば」
当時の医療事情や不安も全部詰まっていますね!
安芸徹弥、強烈ですね。
前会長との縁。キャラが立ちすぎていて、一気に好きになりました。
信じられるか、という問いに対して、警察でも国でもなく、人と人の覚悟と継承が答えになっている回だったのですね。
いつもながら素晴らしい構図です。
作者からの返信
晴久さん、ホントに誉め上手!!
今回も、コメントに舞い上がっております。
祥樹は、人に恵まれているのですが、その人材を拾い集めて来たのは、祖父であり、父親なんです。
自分で選んで来たのは、奥さんだけ。
さあ、今後、どうなるんでしょうね……。
第10話 国際問題への応援コメント
読み応えがありました……
ウジュナニート側が単なる無法者ではなく、「国として行き詰まっている」という背景を持っているのが分かってきて、話が一気に重くなりますね。
一線を越えた発言が出た瞬間に空気が一変していて、ここまで積み上げてきた緊張が一気に噴き出す感じがありました!
顧問弁護士が冷静に「国際問題」として切り替える場面が鮮やか!!
力関係がはっきりするのが気持ちよかったです。
会話の応酬から、確実に危険な局面へ移行していく流れがすごいです。
なんだか圧倒されました。
作者からの返信
晴久さんって、誉め上手ですよね。
いつも思うのですが……。
なんて有難い言葉の数々!!
舞い上がりました。╰(*°▽°*)╯
この回は、どう展開させるかを悩みに悩んだ回でした。
現実世界のクーデターを経て成立した国々も、
重要人物を殺し過ぎて、迷走しているな、と感じており。
あの人を生かしてさえいたら、もっと違う結果があったろうに
と、よく思うのです。
そんな事を思いながら書きました。
いつも、ありがとうございます。
第9話 あの手この手への応援コメント
「偶然ばったり会えばいいじゃないですか」
↑おお~千弦さんお手柄です!!
ご主人ともラブラブで、幸せいっぱいで、過去をしっているだけに読者も嬉しい(涙)
後半のレストランでの場面は、さすがですね。
曾祖母の話を持ち出し、昔の国名をあえて使うあたりも、外交の巧みさがよく出ていました。「縁」を前面に出すことで自然に距離を詰めていく手腕が、読んでいて気持ちいいです。
予想もしていない事態が待ち受けている……??
わー……緊張します。
第8話 死守すべきもの達への応援コメント
芸能部を作り、屋敷の中に明るさを残そうと……素敵ですよね。
一方で、商会の大型船消失のくだり、こういう事件、実際にあるんですよね。
なんだかもうドキュメンタリーを見ているような感覚になってきております。
これはただ事じゃないですね。
終盤、ついに見つかった船影、そしてウジュナニート国の名前。
不穏な陰謀パートの緩急が素晴らしい……続きが気になります。
(体調いかがですか?コメント返信など気にせず、お大事にしてくださいね)
作者からの返信
いつも読んでいただいてありがとうございます。
カクヨムコンの締め切りで、肩に力が入っていたようで…。
孫っち連れて早めに寝たら治りました。
ご心配をおかけしました。
商船に憧れて、つい書いてしましました。
商船って、カッコイイ!!
そして、船舶関連の国際法とか調べてたら、どんどん面白くなり
結局、間に合わなかったという……。
祥樹くん楽しみ上手なのです。
家に帰らず遊びほうけていたので。
第7話 新婚生活への応援コメント
婚儀の長い1日とその後の長い夜、良い時間でしたね!
婚儀のあとに用意された「使用人たちのための時間」がまたとても良かったです。
労いとしての豊かさがきちんと描かれていて、幡家という家がどういう価値観で回っているのかがわかりました。
千弦の提案が生きていて、それを祥樹が理解し、実行するのも素敵です。
三日間姿を見せないくだりは爺やと家令の「やれやれ感」が絶妙でしたね(*ノωノ)
おぉ……夜会での元夫との対峙……。
徹底的に「格の違い」を示してくれました。
公爵の食えなさもきちんと描かれていて、今後への緊張感が残ります。
ご懐妊おめでとうございます♪
祥樹がこの時代設定ではかなり珍しい「いい夫」「いい父親」ですね!!
瑠知亜を「娘だ」と言い切る場面も胸にくるものがありましたが……付き添いを当然のようにし相手の体と人生を尊重しているから大事にする、人間性ですかね?
とても素敵です!
作者からの返信
心にじーーんとくる感想を、いつもありがとうございます。
祥樹は、年上のオネエサマ方から、多くを学んだので
夫君からされて嫌だった事や、して欲しかったであろう事を
学んだのでしょう。
しかも、付き合いのあったご友人のご母堂が、
通常家庭の価値観を持っていたので、察しの良い彼は、それを
尊重しました。(上に立つ者としての視点が備わる土台が養われた)
元々、柔軟な思考の持ち主なので、
許容範囲の範疇が広くなったのでしょう。
何事も、知ったかぶりせず、素直に学ぶ、祥樹くんです。
幡家は、商人なので、『一時の儲けは、何かのきっかけで吹っ飛ぶ』事を知っています。商売上取引相手に対して”誠実であること”が、長く商いを営む上では、何よりも重要だと祖父に言われていたのです。
その心意気が、今後もどんどん出てきます。
晴久さんのお陰で、書く事が楽しくて。
とても、励みになります。
ありがとうございます。
第6話 計画的な結婚への応援コメント
まず、千弦さんの怪我の深刻にびっくりです……
医師の言葉一つ一つが重く響きました。「切断」の可能性が示唆された場面では、物語だと分かっていても本当に辛かったです。
すっかり感情移入しております……
その中で、即座に「婚約者」と言い切る場面に胸を掴まれました……
彼の覚悟と責任感がはっきり表れていた気がします。
父の死に関しては、不信感と違和感がどんどん積み重なりますね。
猟犬の件や証拠の処理の早さなど、明らかに「消された何か」があると分かる描写が続き、今後の大きな陰謀を予感させてくれました。
瑠知亜という名前も良かったです!
健やかな成長を願ってしまいます。
皇家からの香炉という贈り物は、祝福でありながら警告のようにも見えて、背筋がぞっとしました。
くぅ……続きが気になるところですが、出かけて参ります!(謎の報告)
作者からの返信
晴久 様
怪我の件、実は私の体験です。
同じ所に執拗に衝撃を受け続けると筋肉繊維が切断されて内出血が始まります。その内出血が止まる前に更に衝撃を受け続けると、どんどん浮腫を起こして、血液が体温で腐り、壊死が始まります。
その血液を早く体外に出さないと、敗血症などの重篤な状態に陥り、多臓器不全で亡くなるのです。
むこうずねとかを、自転車のペダルで強打して、むっちゃ内出血して腫れた人が、ケガを軽く考えて大事になるので、注意が必要です。骨膜が破れてる危険があります。
内出血を放置すると皮膚の下で血液がたるんで、皮膚が踵から床に垂れさがる場合があります。私は危うく、ひざを下切断するところでした~。
あ、”香炉”は、存在を失念しておりました。大事なアイテムだったのに。
登場させねば。(笑)
いつも、丁寧に読み込んで頂いて、感激しております。
明日の締め切りに間に合うように、10万字~~!!
がんばります!!
第5話 無謀な計画への応援コメント
読ませて頂き、関健司が「裏切るはずがない」と言われる理由にも納得しかありません。
特に良かったのは、「助けるとは、金を出すことではない」という父の言葉。
幡家がどういう価値観で動いてきた家なのか、そしてその思想がちゃんと次世代に引き継がれていることが分かりました。
千弦さんの登場……辛かったです。
語られる警察での扱い!!(怒)
そんな中「関健司男爵が父を殺めたとは思っていない」
この一言が、千弦さんをどれだけ救ったか。
父と健司の過去、贈り物の話は胸に来ました。
ラスト、屋敷に誰かが出入りした気配と、不穏な空気!?
ここで一気にサスペンス色が強まり、「これはもう後戻りできない段階に入った」と感じさせる締め、そして引き……
続きも楽しみに読ませて頂きます。
>実は、雪絵さんは、私の母方の曾祖母がモデルです
↑返信コメントありがとうございます!
やっぱり!!この細かく、そして気持ちの入った描写に、どなたがモデルさんがいらっしゃるのかな……って思いながら読んでいました。
こういう情報を作者様から頂いてますます没頭してしまう……ウェブ小説って素敵ですね!
いつもありがとうございます♪
作者からの返信
いつも、丁寧な感想を頂いて、毎回感激しております。
昨晩は、私も遅くまで起きていました。
昨日、晴久さんから頂けたコメントに舞い上がっており……。
嬉しい感情に乏しい自覚があるだけに、予想外の感動に、
うるうるしてました(笑)
現在、江戸後期の世情を下準備しないと
曾祖母の半分フィクションの話が書けないと思い、
重い腰を上げて、図書館通いしようかなあ……。
と思ってます。
はて。そんな文献ってあるのかなあ。
維新前に暗殺された家族側の証言集みたいなの。
(ちなみに、土佐藩士でした。他所での暗殺は新選組に暗殺されたのかも……。)
武家の女は辛抱強くて、口が堅いから、無いだろうなあ。文献。
第4話 共にへの応援コメント
こんな運命って…… なんだかショックです。
そして……おもしろいです!!
まず、雪絵さんを追いかける緊迫感。
妊娠しているのに走ってしまって、案の定倒れてしまう流れ……
しかもそれが父の葬儀の最中というのが皮肉です。
奇しくも人生の「終わり」と「始まり」が同時に押し寄せてくる感じが胸にせまります。
そしてここです。
夜会で出会った忘れられない女性が雪絵さんだったと分かるくだり。
運命って、どうしてこういう意地悪な形で人を追い込むんでしょうか。
出会うべきでなかった人に出会ってしまい、知るべきでなかった真実を知ってしまい、それでも前に進まなければならない。
19歳の青年には辛いです。
そして、父の死や相続、疑惑、赤ん坊の誕生、そして雪絵さんとの因縁……こんなものを一人で抱え込めるはずがないですよね。
これは、多恵様に縋って泣いてしまいますよ……
第3話 父の想い人への応援コメント
母親に対する嫌悪感は、もう読者側も完全に同調してしまいますね……。父の死んだ当日に乗り込んでくる厚かましさ、財産目当てなのが透けて見える態度。
雪絵さんの過去と、父・祥一郎との出会いの話……
人生に何度も突き放され、それでも必死に生きてきた女性だったことが分かって、一気に印象が変わりました。
そして、ようやく授かった子供。その矢先に、すべてが噛み合わないまま亡くなってしまう展開は、本当にやりきれないです。
これから、もし生きていたら祥樹との関係も改善される未来があったかもしれない……なんて事も考えてしまいますね。
多恵様に支えられて呼吸を取り戻す場面は、ここまで張り詰め続けていた心が限界を迎えたんだな……とわかりました。
まだ若く、限界がくれば壊れそうになる、普通の人間なんだと改めて感じます。
そして今は雪絵さんが心配ですよね……身重ですし。
作者からの返信
晴久 様
感想を頂いて、嬉しくて嬉しくて、今夜は眠れないかもです。
イメージ背景は、明治の中期に差し掛かる頃のイメージです。
実は、雪絵さんは、私の母方の曾祖母がモデルです。写真が残されているのですが、日本髪を結っていて、とても綺麗な人です。このお話と似たような感じになる人生でした。
(この人の生涯も、波乱万丈で。そのうち、作品にしようと思います。)
どの時代も、女は強く、したたかに世を渡っていってくれるはず……。
第2話 葛藤への応援コメント
爺やから語られる出生の話があまりにも生々しくて、彼の気持ちを考えると辛いですね。
家の存続、爵位、血筋、制度……そういう「大人の事情」の塊みたいなものの中で、誰も幸せになっていないのがまた辛い……。
でも同時に、「そういう時代」「そういう家」だったのだろうという説得力もあって、簡単に善悪で切れないのでしょう。
交友関係記録の冊子も貸付金の一覧になっているとかこれから継ぐものの重さを突きつけられていますね。
多恵様の存在は、この話の中で数少ない救いに見えました。達観していて、現実をよく分かっていて、それでいて味方でいてくれる大人。
彼女自身の過去もかなり壮絶なのに、それを踏まえた上で現実的な助言をしてくれるのが、とても頼もしく感じました。「安全な遊び」という言い方はシニカルだけど、彼女なりの優しさなんだろうなと思います。
そして、父の事故。狩猟中の誤射と犬の襲撃という、あまりにも悲惨な最期。雪と血の描写が目に浮かぶようです。
病院に着いたらもう亡くなっていた……でも、父の死そのものよりも、爺やの小さくなった背中に強く心を動かされる感覚が、すごく人間らしいと思いました。
そして……産みの母との再会、ここ一番腹が立ちますね。
開口一番「葬儀の手配は済ませてあります」という台詞もそうだし、「家の主が死んだからここは私のもの」という態度も、あまりにも醜悪!
そこに出てくる妹。
全体として、第二話は主人公が「望まない形で大人にならされていく話」だと感じました。
家、金、血筋、権力、責任、憎しみ、そして無関係ではいられない他人の人生。どれも避けられないものとして一気に押し付けられていて、彼はどうやってこの重たい立場を背負っていくのか……
ああ、長くなってしまってすみません!
作者からの返信
晴久 様
いつも読み込んで頂いて、ありがとうございます。
また、丁寧な感想を頂ける事が、とても有難いです。感激しました。
伝統ある大きな家を継ぐ者は、それなりの覚悟を持って成長していくと考えています。周囲もそのように接するでしょうし。
祥樹の父親は、心のどこかで、その家から逃げたい人でした。親友を助ける手助けが、自分の力で成せなかった事が転機となった感じです。
友の一人も満足に救えない自分の実力と、それを成した父親の政治力と財力を見せつけられて、腹をくくった。
その点、祥樹は生まれながらの後継者でした。父に反抗していたのも、
物事にぶつかって解決せず、逃げようとする姿勢、母親を説得できない父の弱さが許せなかったのでしょう。
祥樹はこの後、更に重たい選択をしていきます。
息子は、親のやり残しを、拾って拾って……。そんな感じです。(笑)
追いかけてくださって、ありがとうございます。
今まで経験した事が無い喜びを、噛み締めています。
おかげさまで、絶対に完結まで行けそうです。
第1話 どうしてへの応援コメント
於とも先生の、家族、血縁、愛情というテーマ、また読ませて頂きます!
よろしくお願いいたします。
まず父親……
放蕩者でありながら商才があり、老いを感じさせない外見、そして遅れて訪れる“父親らしい選択”。
こか人間臭くて、だからこそ読んでいて余計につらい存在ですね。
一方で、母の描写もまた救いがない。
「父に似ている」と言われることへの嫌悪や絶望感は、言葉にしづらい感情なのに、生々しく伝わってきました。
また、冒頭の「幼い妹を膝に抱く場面」が、後半を読んだあとに全く違う意味を帯びてくるのも巧みだと思います。
タイトルの「愛しいと想うことさえ許されず」という言葉が、血縁と社会制度に縛られた感情そのものを象徴していて、第一話として非常に強い余韻が残っています。
続き楽しみに読ませて頂きます!
作者からの返信
晴久 様
読んで頂いて、感激しております。ありがとうございます。
母親も、好き好んで嫁がされて訳ではなかったのが、不憫なんです。
親が決めた許嫁であったけれど、幼い愛情を温めあった許嫁と、無理矢理に離された気の毒な人でもあります。
親の決め事に逆らう事が許されなかった時代です。
女に、生家の相続権が無い時代。それを、この主人公が変えていきます。
第14話 救いへの応援コメント
祥樹が血まみれの手で正木を押さえ、必死に指示を出す場面の緊張感……
正木が祥樹を安心させるような言葉をかけるところに、どれだけ当主を信頼し、支えようとしているかが滲んでいますね。
爺やの過去が明かされるくだり、かっこいいですね~!
一方で、千弦の不安や恐怖が辛かったです。
事件の「余波」が、こうして家族の日常に深く食い込んでいるのは当然かもしれませんが、つらいです。
多恵様!
多恵様の心をほどいていく場面からの、ラストの訃報……
ショッキングです。
老いと死を目前にしながら、それでもなおみんなを守ろうとしてくれたんですね。
なんて人でしょう。
瑠知亜とのやり取りを思い出すとぐっときますね……。
作者からの返信
いつも丁寧な感想を、ありがとうございます。
多恵さんは、粋でちゃきちゃきなイメージで描いていました。
甘いも酸っぱいも味わって、それでも優しい人。
夫の子供を、とても大事に育てた。
老いは誰にでも訪れますが、生きている人により良い未来を
示せる最期を迎えたいと、常々思っています。