尾虎

学校帰りの5時すぎに、ぼくは不思議な棒を見つけた。

その棒はいたってシンプルで道に突き刺さっていた 何だか見ていると気持ちが悪くなってくる、吐きそうとも違う喉の辺りがむかむかして不安になってくる

そんな不安を拭い去りたくて僕は自分からその棒へとヤケクソに歩んだ。

なーんだ、ただの木の棒だった

僕はやになっていつもの帰り道にもどる

あれ?

なんで

同じ棒が

さっき居た場所に

あるの?

僕は振り向いて確認した

あれ? あるぞ?

もう一度視線を戻す

無くならない

ぼくは新しくできた棒へとまた歩み寄った

おんなじ棒だった。

少し離れた道路から車の音が聞こえる。

僕は振りむいた、


事故が起きた

あぁそうか、あの棒か

引っかかったんだ。ごめんなさい 

僕が見たせいだ。ごめんなさい

車から人が出てくる

轢かれた人?が真っ赤になって倒れてる

人に見えなかったけど

車から出た人はスマホを手に持って


固まった


いいえ 動かなくなった


あれ?僕のせい?


僕が見たから棒が体に..


なくなっちゃった


なくなすヤツは無くなっちゃえ


僕は歩いた 足元を見ながら

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尾虎 @lovol3

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