第20話 文化祭2日目

文化祭2日目の朝、教室に行くと斎藤が退学処分された事で持ちきりだった。


しかし営業が始まると、そんなことお構いなしにお客さんが来た。しかし、一般公開しているので出会い厨も来る訳で


「お姉さんかわいいね、一緒に遊ぼうよぉ-」

そう言ったのは沖縄で声をかけてきた男だった。何故か、いたのだ。


「あれ、お兄さん久しぶりですね?」

そう言うと

「え、あ、何でいるの?」

「うん、それはこちらの台詞ですね。どうします?退店するか、あの時のペットボトル見たいになるか、選べますけど…」

「退店を選ばせて頂きます。」

そう言うと、直ぐに退店していった。その後、クラスメイトに色々聞かれたが

「うん、まぁ旅行先でちょっとね…」

と答えておいた。


その後、またしても昨日と同じく休憩が命じられたので2人で文化祭をまわることにした。


「ねぇ、何処に行く?」

「そうだね あ、お化け屋敷あるけど行く?」

「うん!」


そう言い、受付をすると妬みの視線を感じたが、気にせず入ると…


「せ、誠二の後ろに何かいるよ」

「そう言う、奈織の後ろにもいるよ」

「ひゃぁ」というと抱きついてきて

「出口まで走って」

「わかった」


そう言うと、出口まで走り出ると


「もう、お化け屋敷には行かない」

と拗ねてしまったので近くの屋台でクレープを買って来ると


「うわぁ~、美味しそう」

そう言いいながら、頬張る奈織と言いながらゆっくりとまわった。



~斎藤視点~

竹田に手を出したことで、生徒指導室に連れて行かれてが余裕だ


「俺は、ハピネスの社長の息子だぞ。退学にしたらどうなるかわかるよな。」


そう言いと、先生は


「知らんな」

「退学にしたら、この学校は資金不足で廃校だな」


そう言ったとたん、笑いながら入ってきた学園長が


「それは、無いですね」

「はぁ?ハピネスがこの学校にたくさん金を寄付いてるんだぞ」

「じゃあ、あなたが来る前はどうやって資金を得てたんです?」

「え、あ。そうですね、すいませんでした。」

「それで、君の処分は退学だ」

「え、いやそれは勘弁してください」

「残念ながら、校則で決まっているんだ。君の親にも知らせてあるから、わかったら早く出ていきなさい。」

  

そう言われ、家に帰ると父が頬を殴りながら

「お前は、馬鹿か。何故人を殴る?」

「すいませんでした」

「この事件が世間に広がれば、我がグループの信用は落ちていく。そして、この瞬間もお前がいる限り信用が落ちている」

「ホントにすいませんでした。」

「いくら、謝ってももう遅い。お前は、この家から出ていって貰う。情けとして住むアパートは準備した、生活費などはバイトでも何でもして稼げ」

「は、はい」


くそが、あいつを気色悪い野郎にするためにやったが、あいつのせいで奈織も地位も失った。あいつだけは絶対に許さない絶対に

そして、俺は新たな作戦を考えた。



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