恋を自覚したお嬢様と執事
第7話 体育祭の季節
さぁ、定期テストも終わると次にやって来るイベントはそう、体育祭である
「今日は、体育祭の出場種目を決めたいと思います。」
先生が言ったとたんに、クラスの男子が盛り上がり始めたが
「はーい、静かに後は級長と副級長よろしく」
その言葉でいつの間にか前に出ていた、級長達に視線が集まった
「皆さんには、団体戦と個人戦をそれぞれ一回ずつ出てもらいます。」
そして、種目は団体種目は綱引き、ボール回し、玉入れ個人種目はリレ-、借り物競争の5つであった。それぞれ、皆が出たい競技を言い合い「出場種目はそれぞれこうなりました。後ろにはっておきます。」そういったところで、丁度チャイムが鳴り下校となった。
そして帰り道
「お嬢様は、何に出るんですか?」
「私はね~、借り物競争と玉入れだよ。誠二は?」
「私は、綱引きとリレーです」
「そっかぁ、それじゃあ一緒に練習出来ないね」
「フフ、そうですね。」
そういいながら、お嬢様と帰った。
~奈織視~
誠二に恋していると気がついた私は色々と長谷部さんからアドバイスしてもらった。一緒にいたいと言う思いをしれっと伝えたのだが、余り誠二は気がついて無さそうなのでこれはまた長谷部さんに相談しよう、そうしよう。
~誠二視点~
夕飯を食べ終え、雑務をしていると旦那様から電話がかかってきたので出ると
「はいもしもし」
『誠二、少し聞いてくれ。最近奈織に避けられている気がするんだがどうしてか知らないか?』
マジすか旦那様、気がついてないんですか
「え、まずいきなり抱きつこうとするのがいけないと思うのですが…」
『なに、貴様わしの愛情表現がいけないと言うのか』
と、少し怒りながら言ってきたので
「そうですね、嘘だと思うなら近くにいる奥さまか社員さんに聞いてみてください」
そうすると、電話の向こうから娘にいきなり抱きつくのってはっきり言ってどうなの?と聞かれた社員が、オブラートに包んで言ってもキモいです。と即答すると
『そうだった、みたい』
そういって、しょんぼりとしながら答えてきた
「旦那様が本当に聞きたいのはそれじゃあないですよね?」
と聞き返すと
『そうだよ、ほんとに誠二は人の心を読むのが得意だな。で娘は体育祭に何の種目に出るんだ?』
「お嬢様は、借り物競争と玉入れに出場されるようです。」
『そうか、ありがとう』そう言って電話がきられたが
「誠二、誰から電話がかかってきたの?」
「旦那様です」
そう返すと、「ふーん」と少し安心したような表情で戻って言った。
~奈織視点~
誠二が電話をしてて誰からか聞いたら、お父さんからでちょっと安心した。だって、私の知らないところで女の子と電話してたら嫌だもん
そうして、1週間前になると帰りのホームルームの時間を使い体育祭の練習をクラスで取り組んでいって順調に事が進んだように見えたが体育祭の前日に事件は起きた
あとがき
今回は少し短くなってしまいました。すいませんヽ(´・ω・`*)
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