昔住んでいた家の話

昔住んでいた実家とも言える家の夢をよく見る。

そこは大きめの公園のすぐ近くであり、その公園の周りは森のような、普通に人は入りたいと思わないような自然を感じる場所であった。

周りの家の子も同い年の子が多く、よく集まってその公園で遊んだものだ。


この家には10歳にもならない頃から住みはじめたのだけれど、未だにこういった悪夢に出てくるのはこの家が舞台であることが多い。

それより前に住んでいた海辺の町の家もまた悪夢として出てくることがあるが、また別の話として書かせていただこうと思う。


当時、小さい頃によく変な夢を見た。

誰か見知らぬ人間が家に入ってくる夢だった。


なぜか私が家に入ってきた奴の後をつけていく。明らかに真後ろにいるのに絶対に気付かれることがなかった。

それはうちの祖父の寝室へ入っていった。

寝ている祖父を見下ろし、「あと○○日」と言い消えていった。


その日数とは違う日だったが、その日の10日後ほどに私も祖父も大きな怪我を負った。

今では以前住んでいた家に何かついていたのかと思う反面、なにか不幸があることを教えてくれているのかと思っている。

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