第2話 9/7~9/9
9/7 七日目
特筆すべきことが何もなかった。強いて言うなら、散歩に行ったことぐらい。
昨日の夜風が、8月が一週間前だったのが嘘のようなほどに風が心地よく、幼い子どもが遊んでいた。
いや、別に小児性愛者ではない。誓って。ああいうのを見ると純粋な頃に戻りたくなるだけだ。懐かしい。あの頃の夢などとうに忘れた。まあ、今の職がそれなわけないのだが。
びっくりするほど何もなかった。以上。
何もなかったを撤回する。ふと深夜のニュースを見ていると、
いま、その北斗七星の一等星が光を失ったのだ。それはもう大ニュース。
ちなみに、WTCは技術開発が主な活動で、祭典に参加して技術を見せびらかすのはどうやら開発費を稼ぐためらしい。まじで何なんだあの企業。そして、公表している技術は本当に一端も一端。どのくらいかというと、世界全体を1としたときの、バチカン市国の、とある喫茶店の、そのゴミに含まれている髪の毛ぐらい。だとのこと。あくまで噂だが、それをやりかねないのがあの企業だ。
ちなみに、WTCは本当に変な企業で、開発した技術はもちろんのこと、公表した一端の技術でさえ、販売をしていない。前例として、アメリカがWTCに技術提供と製品売買の話を持ち込んだそうだが、その費用にアメリカ合衆国総予算30年分をごっそり持っていかれるぐらいの金額を請求され、大統領は速攻で拒否したそう。そして、好戦的で有名な大統領は未だ粛清も、攻撃の微塵も行っていない。
もう一度書くが、それが潰れた。そんな
十分書いた。もう1時を回った。寝る。
9/8 八日目
今、世界ではWTCの行方と今後の世界情勢について議論が投げられているがそんなことをそっちのけで、俺は日本のアニメを見ていた。あっちの言葉で、「イッキ見」というらしい。ありったけの炭酸飲料とポップコーンを片手にワンシーズンをすべて視聴するという、なかなかにイカれた視聴方法だ。やっていることは別に、映画館で見るアニメとたいそう変わりないのだが。8時間もそうするのは流石に体にいろいろ支障が出た気がした。というかそうだった。寝転がりながら見ることにした。
感想。時間は気にすることなく過ぎていった。2作品ほどワンシーズンをすべて視聴したがクオリティがやはりいい。何言ってるのかわからないのがとても残念ではあったが、字幕が味方になってくれた。今の仕事辞めたら日本語の勉強もアリか?現状、フランス語と英語、そして大学で少し齧った程度のドイツ語か。日本旅行にも行きたいものだし、うん。アリだな。でも今じゃないことは明白だった。
20:00ではあるが、目がとても疲れたので早めに寝ることにした。
9/9 九日目
どうやら、バカンス中に骨折して入院した友達でさえも、仕事が再開してしまったようだ。まあ仕方がないと軽くあしらう程度でいたが、やはり少し寂しいもんだ。あーあ。こんなことじゃ、ガールフレンドの一人でもつくっておくか、ペットの一匹でも飼っておけばよかった。そんな余裕がないのはもちろんであるが。
バカンスはあと1ヶ月を切った。よく考えてみれば、あの上司は1ヶ月の数日のバカンスをを出せるぐらいの良心があるのか。
少し感心。
いや、そういうことではなく、多分労働組合からか、どっかからかが、あの上司に警告文でも送って俺にバカンスを取らせるように仕方なくだろう。
感心は撤回する。
他に特筆すべきことはない。以上。
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どうも、お世話になっております。NaIVIak0です。
皆さんは小説一話分って何文字程度が読みやすいのでしょうかね。
一応、私は3000~5000程度でも別にどうともないですが、こんな創作をしていない時期の貧弱なナマコは1000~1500程度で限界でした。なので、一話一話、1500程度の内容にしています。今回、9/7の日記の部分を一話に持っていこうと思ったのですが、二話に持っていったほうが何かと便利かなと。思ったのでね。
では、次回は11/6の22:00らへんに投稿予定です。
気に入ってくださいましたら、フォロー等のご支援、お願い致します。ではまた次回。
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