凄い。
この二文字しか出てこない。
文章が?
いや、もちろん水準以上だが、作者がR09であると考えれば想定内だ。
設定が?
いや、もちろん水準以上だが、作者はR09なのだから、これも想定内。
キャラクターが?
構成が?
以下同文。
そう、ひとつひとつの要素は想定の範囲であるのに、この小説を表すのに、凄いという言葉しか出てこない。
私の語彙力を失わせる根源はだから、技術ではない。
覚悟だ。
これは、アダムがイヴではなく、リリスと結ばれて創造された世界の物語だ。いわば、われわれの世界とは別の、ひとつの世界を根幹から再構築しているに等しい。
読む側としては読みごたえがあり面白いが、書く側は相当の体力、気力、知識、洞察力、その他持ちうるあらゆる能力を最大限発揮しなければならないはず。それをわかって挑もうとする不退転の覚悟を、私は表現する言葉を失うのだ。
この小説を流し読みなどできない。こちらも持てる能力を総動員して挑みたい。
第1章まで拝読したところで一度レビュー書かせていただきます。
日本のとある場所から始まるローファンタジー。
出てくるのはとんでもない封印されたもの達。
あらすじに書いてある通りのひとつめの伏線回収部分のシーンはかなりリアル!
描写がとても丁寧に書き込まれているので読んでいてシーンが浮かんできます。(遡りますが携帯の某シーンは結構怖かった)
伏線回収の大事なシーンは描写がとにかくリアルなので、脳内アニメで再生されるくらいです。主人公ラスボスという展開がどうなるのか楽しみです。
一章導入の触れる部分だけでも先が「え?え?」とどうなっていくのか先が気になる展開でとてもお勧めです。
やや残酷描写強めでありますが、ストーリーと世界観がいいのでこれからも楽しみにしてます(第二章まだ未読なのでまた修正します)