終幕のご挨拶 -下っ端魔族の独白-
こうして何もかも丸く収まって、めでたしめでたしというわけだ。
メアリーさまは思いつきで行動しているように見えて、実はちゃんと目的のために動いていなさった。
しかも新入りの下っ端魔族のためってんだから、マジでおやさしい御方だ。
まあ普通であれば死んだ人間の魂は冥府に赴き、そこで生まれ変わりの準備をするんだが、罪深い魂は世界から罰を受けて魔界に落ちることがある。
犯した罪の分だけ命をかけて世界を守れってことなんだろうが、その罪深さのおかげでセリオスと琳を助けられたのだから、運命ってのはつくづく皮肉なもんだ。
もちろん死んでからそんな願いをするくらいなら、最初から裏切るなよって意見もあるだろうが、それはそれでセリオスも琳も助からなくなるという、なかなかにやるせない事実がありやがる。
だからって仲間を殺した罪が消えるわけではねえし、これからは精々世界のために働いてもらわねえとな。
まあ、ダークサンには美人の仲間がたくさんいるし、あいつとしても満足だろうさ。
ほんと……良かったな、セリオス。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます