第五十二話
と私とナキアさんがミルクの話で盛り上がっていると、
「ああ、リーネさん。あなたは、この魔族の国のことを知りたいんでしたね。それでは、お話しましょう。この魔族の国では、職業は
「なるほど、なるほど。それでは人間の国と、大体同じですね」
するとウコジさんは、
「え? 人間の国もそうなんですか? これは驚いた……」
そして、聞いてきた。
「それじゃあやっぱり人間の王も、国を毎日
「え? いや、人間の王はそんなことはしません。っていうかそれじゃあ、ラソミ
「はい、そうですよ。毎日、商店、工場、漁をする魔族、そして私たちのように農業をしている魔族も見回っているんです。仕事は
うーむ、なるほど。これはラソミ女王は
「あの、ちょっと聞きたいんですけど。ラソミ女王は、どうやって女王になったんですか?」
するとウコジさんは、微笑みながら答えた。
「それは前の王、サムオさんが
うーむ、サムオさんか。これはぜひ、サムオさんから話を聞きたい。おそらくラソミ女王のことを、一番知っているだろうから。なので私は、聞いてみた。
「なるほど、サムオさんですか。それならぜひ、サムオさんからもお話を
するとウコジさんは、腕を
「えーと。サムオさんは確か、この国の一番西に一人で住んでいたはずです。そうだったよな、ナキア?」
「ええ。確か、そうだったわ」
なるほど、なるほど。これは、今すぐにでも行かねば。なので私は、お礼を言った。
「ありがとうございます。それでは私は、そのサムオさんにもお話を伺いたいと思います。あ、ミルクもごちそうさまでした」
そうしてウコジさんの家を出た私は、
私はその家の前にほうきで下りると、家を
「すみませーん! 私は人間のリーネと申します! サムオさんはいらっしゃいますか?ー!」
すると少しして、中から
「どうぞ。お入りになってください」
なので私は、ドアをゆっくりと開けた。
「お
家の中は
「初めまして、私は人間のリーネと
するとその年老いた魔族は、ニッコリと微笑んだ。
「いかにも、私がサムオです。おそらく今この国で一番有名な、リーネさん」
うーむ。やはりこの方が、サムオさんのようだ。なので私は、聞いてみた。
「ちょっとお話を伺いたいんですが、よろしいでしょうか?」
「はいはい。何について、知りたいのかな?」
「はい。ラソミ女王についてです」
それを聞いた
「そうですか、そうですか。まあ立ち話もなんなので、どうぞお座りください」
なので私は、サムオさんと向かい合ってイスに座った。するとサムオさんはキッチンから二つの
「さ、
「はい、いただきます」
と私は
「さて。ラソミ女王について聞きたいそうじゃが、
「はい。私はラソミ女王は、あなたが指名したと聞きました。なのでなぜ、あなたがラソミ女王を指名したのかその理由が知りたいんです」
「ふーむ。なるほど、なるほど……」
するとやはりサムオさんはニッコリと微笑みながら、話し出した。
「あれは、三ヵ月前のことじゃ。年を取りすぎた
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