第五十一話
そうして朝食を食べ終わると、私はイスから立ち上がりラソミ女王に頭を下げた。
「
「うむ。魚が釣れたら、
「はい! もちろんです!」
と私は部屋を出て、私が
だが、もう一つの目的がある。そしてその目的の方が、
うーん、と私は考えた。そして、ひらめいた。そうだ、この魔族の国の魔族に聞いてみよう。例えばラソミ女王が、人間を
でも、
私はお城の外に出ると、ほうきにまたがって風の魔法を
「風の
そして一〇メートルほどの高さまで、
えーと、確かこの辺りだったような……。すると
だから私は、その家の前にほうきで下りた。その家は木造で、
「すみませーん! 私は人間のリーネと
すると少しして、ドアがゆっくりと開いた。ドアを開けたのは、魔族の女性だった。私はこの女性に、
「あの、私はリーネと申しますが、ちょっとお話を伺いたいんですが……」
するとその女性は、何と私に頭を下げた。
「申し訳ありません、リーネさん。昨日は突然、
なので私は、考えていることを話した。
「いえいえ。今考えるとあれは、あの子供たちを
私がそう話すと、魔族の女性は少し
「ありがとうございます、私の気持ちを分かっていただいて。あなたは、この国の
「ありがとうございます、お
中に入ると中央に、木製のテーブルが置かれていた。そして左側にかまどが、正面の奥にはドアが見えた。きっとあのドアの向こうは、
「昨日は申し訳ありませんでした、リーネさん。まさかこの魔族の国にとっての、客人とは知らずに……」
なので私は、右手を顔の前でブンブンと振った。
「いえいえ。昨日の
すると魔族の男性は、ホッとした表情になり自己紹介を始めた。
「私はウコジ。そしてこっちは、妻のナキア。子供は男の子がトサシ、女の子がルヒカです」
ウコジさんの自己紹介が終わると、
「あー、昨日のお姉ちゃんだー!」
「お姉ちゃんは、人間なんだよねー」
なので私は、挨拶をした。
「そうだよ。私は人間だよ。二人とも、よろしくねー」
それを見ていたウコジさんは、取りあえず私にイスに座るように
「それでリーネさん。今日は、どのような
私はラソミ女王のことを調べにきたことがばれないように、
「え、ええ。実は、この魔族の国のことを知りたくなったんです。魔族の
「なるほど」
するとナキアさんが、私とウコジさんの前にコップを置いた。
「お、美味しいです! 人間の国のミルクよりも濃厚で、とっても美味しいです!」
と私が感想を言うと、ナキアさんは微笑んだ。
「ありがとうございます。実はこのミルクは、私たちが育てている
「え? ホントですか?! 実は私も人間の国で乳牛を飼っていて、毎日ミルクを搾っているんです!」
「まあ、そうでしたか」
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