静かな“初恋”の魔法

古びた森に生きる魔女と、ひとりの青年が出会う。
よくある設定のはずなのに、どこにも嘘がない。
この物語が描くのは、恋や魔法ではなく、魂が触れ合うということ。
派手な奇跡も、悲劇の涙もいらない。ただ、想いがそこにある。
――魂の美しさは、消せないし、終わらない。例え命が失われても続いていく、その美しさがたまらなく好きだ。