君にどうしても逢いたくて ④

 中学は一緒に慣れなくても高校は入学先が決まっているわけじゃない。なんとか同じ高校へ行って、時間はかかってでも彼を助けるんだ。その想いを親友である風音に素直に打ち明け相談し、また彼女もそれにとことん付き合ってくれた。彼女の友人が彼と同じ中学校にいるということで、今の状況もある程度見えてきた。小学校に比べまだマシだそうだが、現在もまだ陰湿な虐めは続いているらしい。


 またもや吐き気がした……


 それでもなんか怒りに感情を振り回されないようにし、情報を集め続けた。そしてなんとか彼の志望校を特定できたのだ。心からホッとできた。やっと彼と同じ学校に行くことが出来、近くで寄り添うことが出来るのだと。


 だが、その想いも虚しく、決して届くことはなかった……

 実際、進学して春から新しい高校へと入学してみれば何処にも彼の姿はなく、ただただ虚しさだけがそこにあった……


 それからというもの私は毎日毎日、空虚感に押し潰されそうになっていた。


 暫く時が経った時、風音からなんと朗報が舞い込んできたのだ。なんでも従妹が通ってる学校で彼だと思われる人物が居るらしいという話を。風音も念のため友人から中学の卒アルの写真を送ってもらって従妹に確認してもらったらしいけど、どうやら彼で間違いないということだ。

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