スノーフォーリング イン ミッドサマー 【真夏に舞い降りた雪 SS】
御坂しおん
君にどうしても逢いたくて 【雪side】
君にどうしても逢いたくて ①
あれからどれだけの
真夏の青い空に太陽が燦々と照らし続けるとても暑い日、この日は珍しく転校生がやって来るということで、今や教室内は大騒ぎ。そんな中一人の女子生徒が廊下の前扉の前に立っている。その面持ちはとても緊張しているようで、心なしか落ち着かない。さっきまで一緒にいてくれた今日から担任になるという佐藤先生が教室に入ってから呼ばれるのを待っているところなのだ。
─── ドックン、ドックン ───
スマホを取り出し、真っ暗な画面に移りこむ自分の前髪を何度も入念にチェックして、深呼吸をする。さっきから心音がうるさくて教室内にも聞こえちゃうんじゃないかと心配し、気を紛らすように何度も同じ動作を繰り返す。
(落ち着けー、落ち着け― 今度は前みたいに不意打ちじゃなく、ちゃんと……)
何度か深呼吸を繰り返したのち、少しは落ち着きを取りもどしたらしく、スマホの待ち受け画面に映る3人の子どもの写真をみた。中央で一番偉そうなポーズで立っている全身まっ黒な私、
(なんで私はそんなに偉そうなんだよ、まったくもう…)
視線を左にずらすと双子の弟の凪が大人しそうに映っている。そして右に視線を持って行くとそこには私と一緒にポーズを取ってくれている彼が居た。私はそこに映っている彼のことを指で撫でながら、静かにその時を待った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます