生贄にされた俺、復讐のために舞い戻る

@ningennohito

第1話

 初投稿です!温かく見守ってもらえますようお願いいたします。










 都会とも田舎とも言えないような街の少し古さを感じる平凡な高校の始業式に気だるげにしながら通う生徒、五十嵐悠斗イガラシハルトはやさぐれた表情で生徒が集まっている方を向き呟く


「あーあイケメン様は朝から大人気だね」


 そう言って中心にいて一番目立っており三人の美少女を侍らせている男子、

 桐敷海翔キリシキカイトを見る彼俗に言うカーストップの人間で1年ころから成績は常にトップ、180以上ある身長を生かしてバレーで大活躍将来はプロ入りの噂があるほどの運動神経でおまけに顔がよく性格まで良いという超完璧人間だその周りに囲むようにして歩いている3美女の名前は、黒髪でロング清楚っぽいが佐藤天音サトウアマネ、少し赤みがかかった髪をボブにしていて人懐っこい笑顔を浮かべているのが遠藤舞エンドウマイ、綺麗に金髪をなびかせているクール美女が佐藤リネア、この三人はいわゆる幼馴染らしい


「わー、おはよございます!朝からしけたつらしてますね~だからモテないんすよ先輩、海翔先輩を見習いましょうよ」


といって歩いている俺に絡んできたのはこの学校の4大天使アマネ、マイ、リネア  の一人高崎明タカサキアカリこの後輩は嫌われている俺と普通に会話してくれる数少ない友人の一人だ何故会話してくれるのか一回聞いてみたが秘密らしい


「朝から結構な挨拶だな、おはよう」


とあいさつしていると歓声が聞こえた何事かと歓声が聞こえた方向に振り向くとあのモテ男が告白されていた、そう何と言っても海翔は凄くモテるのだ、海に行くと逆ナンされ、街を歩けば連絡先を渡されるらしい、俺はあいつから何らかのフェロモンを出しているように思う。


「おー、モテモテっすねー先輩もあんぐらいにならないとダメっすよー」


「あれは無理だろ、てかあっち行かなくていいのか?お前ただでさえ目立つんだから俺といると悪目立ちするぞ」


と俺はこの憎たらしいが憎めないいつもふらっと現れてどっか行く猫のような少女

高崎明彼女は一年生ながらもよく目立つ、校則違反じゃね?と思うぐらいに明るく染めた髪はボブでスカートも短く健康的な脚は太股が晒されており、胸もないわけではなく確かにある大きさで、身長もありそこらのモデルがかすむ程のスタイルによってとても目立つ


顔だちも幼さは残っていても美人が顔を見せておりバランスがよくそれにより、形の良い目が意思の強さを見せており、目を引くようになっており1年生の同級生はおろか2、3年生から見ても注目の美少女で桐敷海翔の次に目立っていると言ってもいいほど目立っていた。


それと俺の悪目立ちの原因は4女神の一人佐藤天音のストーカー被害が原因だ、佐藤天音は半月前にストーカーにつきまわされていたらしいその事を友人に話すと警察に相談しなと言われたらしいが余り大ごとにしたくないという本人の希望によって、まず学校で犯人探しが始まった、三日もすれば情報が集まりはじめ俺が一番怪しいという結論に達したらしいが俺はやっていないので必死弁解したが「その必死さが怪しいと」俺が犯人であると決められた、そこからは毎日女子にはゴミを見る目になり、男子からは軽蔑されるようになった、それでも手は出されてないし物にも何もされていないだけまだましなのだとこのところ思うようにしていた。


それでもつらいものはつらいのでこの状況で普通に話しかけてもらえるのはとてもありがたかった、なので感謝の眼差しでみていると


「せんぱ~い、何みてんすかー?もしかしてこの私に惚れちゃいました~?」


ニヤニヤしながら見つめられると、本当に惚れそうになるだがそんなことを言うとろくでもないことになる予感がしたから軽い調子で


「元から惚れてるよ」


と冗談のようにいうと笑顔がなくなりハイライトが消えていた、俺は何かとんでもなくやらかした気がした


「先輩ホントに私のこと好きなんですか?」


と口調まで崩して確認されると俺は何て返せばいいのか分からなくなってしまったところにあのモテ男がやってきたモテ男はよく明声をかけておりはたから見ても好意があるのがわかっていたのでストーカー事件の後露骨に嫌悪感を出すようになっていた


「おはよう明、その男に何もされていないかい?離れたほうがいいよ」


「おはようございます~あいさつされてうれしいです~!」


と俺と話している時より何倍も声が高くなっていたあまりの落差に少し笑ったら足を踵でぐりぐりされた 痛い 


モテ男がこっちにいるということは人もこっちに来るということなのでさっさと退散しようとするとモテ男に


「明に何もしてないだろうな、次はないぞ」


と脅されたので


「なんもねえよ」


と返しその場を後にした、後ろから明の「さっきの返事ちゃんと聞かせてくださいーね-」と聞こえたので「後でなー」と返しておいた


廊下を歩くだけで聞こえる陰口にため息を吐きながら


「ホントいつまで続くんだろうなと」


と弱音を吐きながら教室に入った
































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