少し昔では「ちょっと変わった子」扱いでした。今では病名がついています。
- ★★★ Excellent!!!
注意欠如多動症、通称ADHD。
先天性の精神障害であり、相手への配慮に欠けていたり、そもそも配慮が必要な事柄に対して無関心だったりと、とにかく自分のことを優先しがちで自制ができず、人付き合いをすることが難しいとされる障害です。
昨今はその症状が広く認知されるようになり、医療機関で診断されやすい環境となりましたが、目に見えた異常性がないだけに、一昔前までは「ちょっと変わった性格」程度にしか思われておらず、見過ごされがちでした。
実際、大人になってからADHDであると診断を受けるパターンの患者が近年は増えていると言います。
私です。
薬飲んでます。
アトモキセチンとアリピプラゾール。
上記二種の副作用軽減のためドンペリドンも。
その事実が突き付けられた時、薄々そうなのではと感じつつも、しっかりと診断されてしまい、とてもショックだったことを覚えています。
きっと彼女もそんな感じに打ちのめされてしまったのでしょう。
そんな彼女の事を、主人公は今後どう接してくのでしょうか。
今の時代だからこそ考えるべきな、深く訴えるものを感じる作品でした。