第2話


 戦前は、プロ野球は1リーグ制で、阪急、中日、巨人、阪神などの球団ができてきて、愛称も名古屋金鯱というのがあったり、近鉄パールズとか、今とは隔世の感のある、全く想像のつかない感じの?世界…どういう選手がいたかは、だが、漏れ伝え聞く情報がちらちらある。?


 有名なのは、沢村栄治という左腕投手の、ルーゲーリックとの対決、名勝負です。


 巨人が、ニューヨークヤンキースと対戦して、沢村がヤンキースを完璧に抑え込んでいたが、最後に”鉄人”という異名をとっていたルー・ゲーリックにサヨナラホームランを打たれて、敗戦投手となった。


 このことを、「サウスポー」という野球小説の筋立てに援用した。

 オレがですよ?w


 ⇒


 「昔の選手は豪放磊落で、酒仙投手もいたし、”野武士軍団”の西鉄の選手はベンチの裏で酒を飲んでいたりした」というようなレジェンドはいろいろあったです。


 今のプロ野球は、よほど現代的に洗練されていて、一見普通のサラリーマンかと思うような選手ばかりだ。

 大谷選手なども、巨躯ではあるが、極めて紳士的でおだやか。


 なんかショージ君風の作文になってきたですが?

 その分、「血沸き肉躍る」というようなエキサイティングな祭典? 日本シリーズにもそういう感じは薄れてきた。


 だいたい、視聴率が、よほど野球一般の中継は今よりも優秀で、巨人戦は「ドル箱」と異名をとった。


 Rホワイティングという親日家のライターが、「俺たち素人が巨人のユニホームを着て後楽園でキャッチボールをしていても、視聴者がどっさりつく。 巨人の試合はそんな感じに人気ある」とか本国で説明したりする、とエッセイに書いていたが、昔は大げさにも思わなかった。


 で、そういうポピュラーさゆえの熱狂が、沸騰して頂点に達するのが日本シリーズで、ホンマに秋の風物詩として欠かせない感じやったです。


 

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